地霊・ノーム

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ノーム
Gnome

風・火・水・土の4大元素のうち、土を司る地霊。ギリシア語の「ゲノムス(Genomus, 地中に住むもの)」を由来とし、主に三角帽を被った小人の老人として描かれます。ドワーフやコボルトなどの炭鉱妖精の一種であり、鉱石よりは宝石を、実用よりは装飾を好みます。【wiki】gnome-big

バッカナールの世界では、身体を結晶武器化して戦うモンク集団として登場します。ノームの長老は全身が結晶コンピュータと化し、数千年に渡って一族に知恵を与え続けます。

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サロス:2008/02/10
牢獄 ▼

人はいろんな物に牢獄を抱くそうだ、
たとえば、それはそう
聞こえるもの、聞こえないもの。
感じるもの、感じないもの。
自身、他人、金、権力、愛、有象無象、森羅万象、
そこに人は牢獄を作り上げ、抱かれ、
そして鍵を忘れる。

とある者に数ページの論文を見せてもらった、
そこには『人は婚姻によって幸せにはなれない』と記されていたが、、
つまるところ、人は互いの愛の誓いの名の下に牢獄に繋がれるのだ。
たとえその牢獄から逃げたとしても、そこにあるのは牢にすぎず。

きれた縁は過去への柵となるのだから。
だれも牢獄からは逃げられないのだから。

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管理人:2008/02/10
獄楽 ▼

グリーンマイルを駆け巡る白いネズミに
冷えたパンを削り分け
その背中に温めていたプランを結ぶ

鉄格子を脱け出たネズミ
女は冷えたベッドでプランを受け取り
春海の波で心を洗う

この牢獄の八百路図を
自在に巡るそのネズミこそ
万に千切れた神の欠片だ

男よ、真摯なプランを繰り返し放ち
女よ、真摯なプランを繰り返し抱け

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ゲヘナ:2008/02/11
百万獄 ▼

牢獄に充ち満ちたこの世界で
牢獄を「牢獄」と感じた者はどれほど居るのだろうか。

牢獄の寒さと冷たさに慣れきった人々は
一体何に「寒さと冷たさ」を感じえるのか。

牢獄を巡るネズミに神を投影するならば
牢獄の神に仇なす「悪魔」は如何なるものか。

私は考える。牢の中で考える。
幾千幾万の牢獄の中で、私は一人考える。

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管理人:2008/02/10
♪~何の罪も無いはずなのに~何らかの罰を受けてる 

 看守の目を盗んでは
 まだ見ぬ隣人と刑の長さを自慢しあい
 寝床では罪の由縁を巡る日々

…殺った気はするが…犯ってない気もするが…

 緑の床に横たわる
 囚人の心にも36℃の血潮は送られ
 冷たい部屋を暖める

…その暗い日々に瞬く明かり

 夕日の密林に独り立つ
 看守の目にもニューロンの火は灯り
 その眼光と朝と夜の格子越しに出会う

…溶かすべきは罰の所以

 ♪ youtube 仲井戸麗市『遠い叫び』より

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名もなき者よ:2016/10/15
秋の修羅 ▼

愚か者よと人は言う
愚鈍で頑固でピンボケで
哀しむ心も持ちやしない
ならば私は鋼となろう
剣を通さず
決して折れず
押しても動かず
引いても動かず
人がどんなに叩いても
痣すらできず
血など流さず
全てを忘れて
鋼となろう

gnome-min
管理人:2016/10/17
オリ春コン ▼

我らノームの長老は
思考回路が開くたび
おでこのヒンディ固くなる
終いにゃ生きた結晶柱さ
自分の脳が動きつつ
自分の体が動きつつ
自分自身はどこかに消える

さぁ見やれ
この星とりまく
オリハルコンの氷柱の群れを
あれこそノームの限界天
試行海路の道標

さぁ見やれ
地に這いつくばった修羅の群れども
限界点は見定まり
あがくイトマも
わめくイトマも
とうに昔に尽き果てた

これから降るのは
砕けて尖った遺跡の残骸
地に潜り固くなっても
空を見すえて避け続けても
生き残るすべは蜘蛛の糸のみ

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黄金のリンゴの守護竜・ラードーン

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ラードーン
Ladon

◉ ギリシャ神話

怪物の母エキドナと嵐の神テュポーンの間に生まれた百の頭を持つ不眠の竜。ヘラクレスの12の試練のうちのひとつ、黄金の林檎を守る。【wiki】

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竜胆ヒマワリ:2016/10/18
ゴールデン・アッパーメンの誘惑1 ▼

 今日も英雄は来たらず。
 ガチャに夢中になっているのか?
 スタミナ消費に疲れているのか?
 不眠のラドンも
 夕日に背を向け目を閉じる。

 瞼の裏にはいつもの幻影。
 暗闇の中、振り返る黄金リンゴはシャレコウベ。
 カチカチ鳴る歯から、いつもの口上。

「そりゃそうさ。
 この『黄金』はお前のために遺された『生命』。
 この『リンゴ』はお前のために熟した『知恵』。
 私がお前の"さらなる不死の心臓"になろう。
 世の中のすべての絶品を味わい、
 世の中のすべての絶景を眺めて、
…そして、
 お前の望みが叶ったときは、
 私に心臓を返してもらおう。」

 目を開けるとスッカリ夜。
 しかし奇妙な反射光が目に入る。
!黄金リンゴが自らの力をギラリギラリと放出している!
 思わず光るリンゴを口に隠した。

ladon-min
竜胆ヒマワリ:2016/10/19
ゴールデン・アッパーメンの冒険2 ▼

 たちまちラドンに力がみなぎり、
 たちまち天地の言葉がわかった。
 我こそが英雄だったのだ!
 海に出てレヴィヤタンを屠るのだ!

 初めて泳いだ海の底。
 とっても気持ちが良いもんだ。
 早速発見レヴィヤタン。
 早速突進ラ・ドン・キホーテ。
 吸水流に気づいたときにゃ
 すでに胃の中、カエルすべなし。

 見渡すと、ここは印刷所か?…いや、造幣局か?
 行方知れずの錬金術師が
 七色紙幣を刷っては七色管に流し込んでる。

 ラドン自身も捕らえられエンジンルームに配置済み。
 前後左右の従業員は各地で倒れたはずの数多の悪竜。
 黄金を吸っては紙幣を吐いてを繰り返している。

leviathan-min
竜胆ヒマワリ:2016/10/20
ゴールデン・アッパーメンの回想3 ▼

 リヴァイアサンは各地で洪水起こしては
 溺れた人々背中に乗せた。
 マッチも売ったし、ポンプも売った。
 ドルも買ったし、元も買う。

 やがて海をも飲み干して、
 砂漠を這いずるリヴァイアサン。
 ウロコと化した人々のため、
 イナゴの死体を漁る日々。

 ああ、思い出すは若かりし青春の日々。
 黄金は脈打ちながら増殖し、
 生命は黄金のごとく輝いた。
 いまや命も心もモノに成り果て
 取引される計略の世界。

 やがてイナゴも尽きはじめ。
 ウロコは剥がれ、目も霞む。
 四肢が萎えては、背も軋む。
 腹の虫も金を持ち出し、
 死臭漂う胃腸を掻き分け、
 歯抜けの口から逃げだした。

ladon-min
竜胆ヒマワリ:2016/10/21
ゴールデン・アッパーメンの真実4 ▼

 黄色い塵が立ち込める空は低く薄く、
 地は赤錆びた鉄筋コンクリが層を成す。
 北には分厚い氷河の壁が、
 南にも分厚い氷河の壁が。
 まるでモーセが開いた海のごとしだ。

 ボフンッ!

 背後で鈍い破裂音。
 腐敗ガスが臨界越えて、
 四散するリバタリアンの腐った肉と、
 空に舞う錬金された七色紙幣。

「〜♪絶景かな〜。絶景かな〜。」

 世界の終わりを嗅ぎながら
 思わず鼻から歌が飛びでた。

…その瞬間、黄金リンゴがギラリと輝く。
 ラドンの身体は風船のように膨らみはじめ、

 パン!

 血潮が霧散しコロコロポンポン転がる目玉。
 ラドンの目玉が最後に見たのは、
 リンゴの顔した金色エイリアン。
 2匹の死体を振り返りもせず
 スタスタ歩いてフイッと消えた。
 地平線に走り去ったか?
 それとも宇宙に飛び立ったのか?

 なにはともあれ めでたし、めでたし。

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