月別: 2016年11月

弓兵・アーチャー

弓兵/Archer

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ゲヘナ:2016/01/04

去る知恵 ▼

私は弓兵 弓を射る
今日も今日とて 弓を射る

あの日仕留めた一兵卒
痛い 痛い と最期まで 赤子のように泣いていた

あの日仕留めた老兵士
憎い 憎い と最期まで 大事に恨みを抱いていた

私は弓兵 弓を射る
今日も今日とて 弓を射る

弓を射ながら ふと思う

私の弓が折れたなら 私の持つ矢が尽きたなら
私は痛いと泣けるのか 私は恨みを抱けるのか

答えを見つけられぬまま 私は今日も弓を射る


cue:2016/01/04

人間とは精神である。精神とは自由である。
自由とは不安である。 ▼

幸せは
みざるきかざるいわ〜ざる

レンズを閉じて
ソナーを切って
マイクを畳んで
シンクを止める

修羅の谷をトボトボ歩く
この一匹の飢えた我鬼
戰場以外に宛てはあるのか


竜胆ヒマワリ:2016/01/04

グリゴリとは監視である。監視とは更生である。
更生とは希望である。 ▼

幸せは
ミサイル着飾るEXILE

男には矛と盾を
女には媚と化粧を
かわいい子には国を追われる苦難の旅を

畜生道をキビキビ帰る
あの一匹の痩せた犬
首輪外れて名前が戻る
向かう先はジワタネホ
白い砂浜と青い大洋


ゲヘナ:2016/01/05

去る真似 ▼

私は弓兵 弓を射る
今日も今日とて 弓を射る

あの日仕留めた一兵卒 私の夢に現れた
鬼だ 鬼だ と騒ぎたて 私の死体を貪った

あの日仕留めた老兵士 私の夢に現れた
犬め 犬め と騒ぎたて 私の肢体を貪った

私は弓兵 弓を射る
今日も今日とて弓を射る

私は弓兵 鬼じゃない 私は弓兵 犬じゃない

私は夕焼け空眺め 溶けゆく夕陽に弓を引き
決して届かぬ矢を放ち そして背を向け此処をサル


ローロー:2016/01/06

去る知恵来る知恵 ▼

新しきを飾る お前の鏑矢
その一条から幕が上がる慈悲無慈悲

素晴らしき鏑矢 輝かしき鏑矢
極寒の民はソレを吉兆と云い
悠久の王はソレを災厄と呼び
大世界の皮膚一枚を射止めるために
振り絞るその様は振り絞られ

その心中には不可視の蝿が飛び交う

364を悩んで過ごし
たったの1に加護を得る

積んだ煩悶に羽をつけ
また幕上げる 吉と凶の矢

 

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世界樹の赤児



山川草木悉皆成仏



どこかで悟りを開いた彼も、そこらで妄想バラ売る奴も

あそこの美人に、そこの不細工

天才凡人莫迦サクラ、近代人に原始人

ここから見える、フェンス、マンホール、アスファルト

箸先の美味そうな刺身まで

みんなビッグ・バンからビッグ・クランチまでの朋がらじゃないか!




・

・





ビッグ・バンの謎と喜びが

この塵に等しい私を経由し

ビッグ・クランチの寂しさと安らぎにまで繋がっていく

そのとき溢れる大粒の涙と
沸き上がる静けさはなんだ?


目を閉じても見える上空の光の房はなんだ?




感謝?

感謝している!?




・

・








フェンス!マンホール!アスファルト!

ここから見える全てに感謝している



竜胆ヒマワリ


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カビの精霊・モース

カビの精霊モース/Mors

ピエール・デュボア/妖精図鑑』に載っていた記憶があるのだが手元にないので確認していません。確認し次第追記します。

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宴結び :2015/11/26

枝実無根 ▼

笑いたいから、笑う
   嬉しいからじゃなくって

怒りたいから、怒る
   悔しいからじゃなくって

泣きたいから、泣く
   悲しいからじゃなくって

楽しみたいから、楽しむ
   楽しいからじゃなくって


ローロー :2015/11/27

風化の季節 ▼

地に立つ足から昇る潮流が
脳裏に溜まって突き抜ける

去り行く秋がさよならの口づけ
冬の追い風に流され旅立つ

名を捨て 意を捨て 肌身を木枯らす
情緒の赤錆が拭われていく
乾いた葉になり吹かされていく

 

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少年2



くるり:ピアノガール

芸術家っぽい少年/boy

 


ローロー :2016/01/13

現在の日 ▼

僕の友もどこかで 歯を食いしばっているだろう
この夜も眠れば 明日を連れてくるだろう

いなくなった素敵な人
嘆いていた憧れの人
手紙を今日も待ってる
綺麗な手に黒い手さげ 

こんな夜に葡萄酒なんて飲んでる
友は耐えているのに
友は泣いているのに
そんなことは知らないのに
僕の明日のために
僕だけの明日のために
もう少しで見えてくる酩酊の丘へ
また一人で歩いていくの


竜胆ヒマワリ:2016/01/14

息災の人 ▼

みんなでいることの病の中で
ふたりでいることの病の中で
ひとりでいることの病の中で

君の心は鏡の如し
光をバトンし
遠くを照らす


ローロー :2016/01/14

冬を抱く ▼

この心臓は もう僕だけのものではない
この意識は もう僕だけのものではない
我れが我れがと息巻いた 
夏の呼吸は白く霧散し
他者を他者をと視線を薙いだ
秋の光に瞼を閉じて

ただ共にある 冬がはじまる
ただ共にある 蹄と白い息


竜胆ヒマワリ:2016/01/15

ヒトの間 ▼

互(たが)いの仮我見で光を移して
人を助ける人助け

違(たが)いの仮我見で影を写して
人のフリ見て人のフリ

ああ、我ら役者は影法師 
お気に召さずば 
一夜の夢を見たと思ってお許しを 

それでは、おやすみなさいまし
皆様、お手をハイジャク
シャドウがお礼を申します

 

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地獄憲兵アンドロマリウス

地獄憲兵アンドロマリウス/Andromalius

片手に蛇を撒きつけた男。盗まれた物の発見・秘密の取り引き・犯人逮捕を得意とし、親切・寛容・奔放・浪費を担当します。地獄の悪徳警官のような奴?【wiki】

 


竜胆ヒマワリ:2008/03/02

王になろうとしない者だけが王にふさわしい ▼

力を欲する者が、
より権力の中枢に近付く仕組みは
真善美を追求する勢力への砦なのだ


ローロー:2008/03/05

盲目は何処を求める ▼

審美眼だけを道標に生きてきた吹きっさらしの根無し草
最果ての駅へ向かう線路を歩いていたら
頭の中で膨れ上がるノスタルジア
決して近づけないことを前提に憧れた情景
歓喜で全てが潤う心地だった 未来の道が未知に満ちて
最果ての駅に着いたとき彼は何処かに召された

そんなお伽話を前提にして大人になった人間は
最果ての駅を求めるうちに知らない間に脱線してた
もう一歩も戻れないと決め付けて
審美の視線も遮って どこにも召されなかった


竜胆ヒマワリ:2008/03/05

マラックス‥君はとっても疲れてるみたい
‥なんだかとっても眠そうだ ‥ ▼

 命より美しいモノを見るために
 吹雪の中を歩き始めたトキから
 他のヒトにはわからない心象を大地に刻む。
 人生から余計なリアリズムは振い落とされ
 生活から余分なニヒリズムは振り払われ
「今生」が脈打ちはじめる。

 だから私は
 彼が辿り脱げた線こそを道標と呼び
 心静かに瞑った目こそを召命と名付け
 何処にも辿り着かなかったことこそを歓喜と説こう。

『道標 流して 人独り
 召命 用いて 紲(きずな)を気付き
 歓喜 回って 日を捲(まく)る』

 誰の役にも立たずに埋もれた
 全ての根無し草とお伽話と地図にも心配りを。
 その藻屑こそ社会の土壌なのだから。

 眠れ眠れ…今は眠れ。


ローロー:2008/03/10

愚者 満ちる ▼

膨れ上がって砕かれて
踏みしめられて歩かれて
平面になりつつある過去の遺志の端末

理知の顕微鏡で見てみたら これは愕然あら不思議
禍々しくて 懐かしい 過去の美醜がうじゃうじゃと
未知の圏美境へ辿り着く あなたとわたしのランデブー

心のどこかで疑った 得体も知れぬザナドゥに
毒の中でも毒されない コスモポリタン立ち入って
互いに電波を飛ばしあい 色さえ変わる形も変わる

誰かに何を見られても 例え何と言われても
全然ぼくには関係ない 何かになりたいわけでもない

そうさ ただただ感じるままに
思いのままにそのままに

もはや何も要らないぜ 僕には世界も必要ない
僕も知らない僕のまま 生きていけたらうれしいな

 

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