月別: 2017年2月

聖女マルタ&亀獅子タラスク


聖女マルタ/St.Martha

キリストと仲良し一家の姉。

【弟ラザロ】死んでいましたがキリストが蘇生させます。この「死者を生き返らせる」行為から、キリストはユダヤの司祭たちに目をつけられ。磔になったという説があります。
【妹マリア】旧約聖書ではよくある女性の名前。キリストの話に夢中。
【姉マルタ】キリストの話に夢中の妹に「少しは家事を手伝いなさい。」と小言を言います。キリスト教では妹マリアの宗教に没頭する態度を推奨する派閥が強いですが、姉マルタの生活を大事にする態度も大事にする派閥もあります。

キリストの死後、マルタは聖母マリアと一緒に小舟に乗せられて地中海に流されます。フランスのローヌ川に辿り着き、そこのネルルク(黒い森)で子供を食べるタラスクと出会います。松明・聖水・帯を使って飼い慣らしますが、子供を食われ怒りが収まらない民衆によってタラスクは投石によって殺されます。【wiki】

松明・聖水・帯は三種の神器のようです。ガルグイユ、聖ジョージの竜、ペスハなど竜退治に度々登場します。


亀獅子タラスク/Tarasque

海竜リヴァイアサンと魔牛ボナコンとの間に生まれた亀獅子。6本の足が生え、棘の付いた甲羅を背負っています。毒息と灼熱の糞を撒き散らし、子供を食べます。聖女マルタとの戦いは祭りとして現在でも残っています。【wiki】

この祭りは、19世紀に流行した小説『タルタラン・ド・タラスコンの冒険』の鉄砲撃ちの主人公が加わり銃をドンドン撃つ祭りになったようです。それが発展して、現在では戦車に美女を乗せて街を練り歩く祭りになっています。この聖マルタが帯で縛った亀竜を連れ帰るイメージと戦車に乗る美女のイメージが重なるのが面白い。

幸運神レネネト&不運神シャイ

幸運神レネネト/Renenet

人間、神々、死者に乳を与える乳母神。羽根飾りを着けた蛇頭の女神であり、死者の魂の裁判にシャイと共に立会い、生前の性格を報告します。豊穣神レネヌテトと属性が似ていたために、後に集合されます。【wiki】

▶ 無限∞空間/エジプト神話研究所/レネネト

不運神シャイ/Shai

レネネトと共に死者の裁判に立ち会う運命神。レネネトが生前の良い面と幸運を報告するため、シャイは悪い面と不運を報告するようなりました。これは役割分担でありシャイが悪神というわけではないようです。初期は人間型でしたが、羊神になり、蛇神になったようです。【wiki】

▶ 無限∞空間/エジプト神話研究所/シャイ

あやめゆうき/古代エジプトのこと/シャイ

悪竜ニーズヘッグ



ニーズヘッグ/Nidhoggr

別名ニズヘグ、ニードホッグなど。怒りに燃えてうずくまるもの。北欧神話の世界樹ユグドラシルの根をかじる白い幼虫竜。神々の最終戦争ラグナロクを生き延び、地下から死者を引く連れて飛ぶ黒い飛竜となります。【wiki】

泉竜クエレブレと水妖シャナ


泉竜クエレブレ/Cuelebre

スペインの山奥の泉に住む有翼の蛇。硬い鱗を持ち、毒の息を吐きます。大食いでドンドン成長するため小さな泉や山に住めなくなり、最後にはさらってきたシャナと共に海に消えます。【wiki】

水妖シャナ/Xana

クエレブレに惚れられた金髪の乙女。人間から水妖になってしまいます。

蛇の女王エグレ


Eglė žalčių karalienė

蛇の女王エグレ
Egle the Queen of Serpents

◉ リトアニアの民話・異類婚姻譚
◉ 龍宮城や羽衣伝説に似ている。円環伝承/蛇婿のバリエーション

海底に住む鍛冶蛇王と結婚した美女。水浴びをしていたエグレに一目惚れした蛇王は、彼女の服の上にとぐろを巻いて求婚します。蛇王との結婚を承諾しない一族と揉めつつも結婚。次第に蛇王を愛し始めたエグレは4人の子を生み、海底の宮殿で幸せに暮らします。

しかし、悲劇は起こります。エグレが子供たちと里帰りすると、海底宮殿に返したくないエグレの一族は蛇王をだまし討ちで殺してしまいます。悲しんだエグレはトウヒの木(リトアニア語でエグレ)に変わってしました。【wiki】