城獅子・ヴィネ

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ヴィネ
Vine

手に毒蛇を持つ黒馬に乗った獅子。要塞建築・嵐による城壁の破壊、船の沈没、増水・逆探知・未来の予感・史学を得意とし、破滅・無礼・侮蔑・粉砕を担当します。【wiki】

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ローロー:2016/04/27
赤い民の手記 ▼

目新しい贈り物と笑顔で以て
彼らは私たちに友情を送ると言う

引き換えに彼らが望むものは
こちらからの友情ではないと風は言う

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ローロー:2016/05/07
赤い民の手記 ▼

火薬臭い交易の笑顔
空を切り
土を切り
目盛りの区分で経済する使徒

グリズリーの皮
大鹿の角
イヌワシの羽根
同胞の血
焼きゴテに宛てられた契りの脳裏で
せせらぎの音が遠く聞こえる

所有の徒
一切の罪を日曜日の朝に預けられる開拓の徒
生理的な光しか可視できないお前たちが
先駆ける曙の陰で
ただある血脈を残すためだけの豊穣

竜胆ヒマワリ:2016/05/09
ヴィンランド・サガ ▼

 増えて、零れて、流れ者。
 乳母った生命を数える暇なく、
 荒野をさすらい得た砂金は、
 結局、何に使われたんだ?

 海越える悪魔に摩天楼の是非を問う。
 世の中の
 モノとイノチとココロを値踏みし、
 お前が造ったモノとはなんだ?
 お前が興したコトとはなんだ?
 情に報いる網(ネット)と枠(ワーク)の外にいて
 未来からも守護される血脈とは何だ?

 その青い瞳を守る天使こそ、
 我らにとってのジャブ・デ・オーロ(黄金の悪魔)。
 墓石に我らの点数を刻め。
 この世から奪ったモノと
      与えたモノとの差額を刻め。

♪我らはソレを鼻歌にして唄う。

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ローロー:2016/05/15
赤い民の墓標 ▼

新しい民と古い民の違いは
目的地の差異だ

辿り着くことを念頭に置いた奴らの中には
それまでの過程を練る者と
それまでの過程を投資と見なす者がいる

加えて上に立つのは投資と見なす連中
人を数と見なし、
ベッドの中にフリントロックを隠し持つ輩だ

私たちは目的地のない民
今を生きる民 
太陽の音 羽虫の光を飲んで
馳せる思いを眼球に
自己の価値さえ共同体の皮膚とした民

竜胆ヒマワリ:2016/05/19
脱アメリカ記 ▼

 我はいま生狂(いく)るホネを遠くに眺め
 過去・現在・未来を死にゆくホネ。
 宇宙の始まりと終わりを聴き
(オリオン座で炎に包まれたバトルシップ)
 己の原因と結果を味わい
(タンホイザーゲートの闇に輝くCビーム)
 流れ去った人生を知って泣くホネ。

 差別に貧困、戦に搾取、死に病。
 幻世の民が遠ざけ捨てた諸々の業を
 隣人とし、同じ釜の飯を分け合い、
 愛人とし、同じ墓で夢を見るのだ。

 大惨事世界大戦だ。
 進め帝国!逃げろジェダイ!
 病め若人!活きろ老いぼれ!
 かつて死と生がひとつの局だったように、
 王のなかに奴隷を見つけ、
 奴隷のなかに王を見つけ、
 また次の対局は上演される。

 やがて機械仕掛けの同胞が現れ、
 人はますます動物になり、
 人はますます人間になろうとする。
 その間(はざま)に
 極々小さく重なった座標にエンタープライズを送れ。
 人を手段とし、人を目的とする新たな契約への道標だ。

♪我らはソレを童歌にして唄う。

 

魔王・アスタロス

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アスタロス
Astaroth

地獄の竜に乗り毒蛇を持つ黒い天使。毒の息・人間への堕落勧誘・天使が堕天したときのおしゃべり・過去、現在の占術・人文学を得意とし、作業・構築・創造・実現を担当します。メソボタミアのイシュタル、ギリシアのアフロディーテなどの豊穣女神のひとりアスタロトを起源としていますが、中世悪魔学では男になっています。【wiki】

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バナナフィッシュ:2006/03/08
思いが満ちて屑と為る ▼

 望み溢れて空と為り
 夢は固まりて大地と為る

…故に自然とは、貴様等の欲と共に其の姿を醜く変えていく。
 世界は貴様等が創り、そして変えてきた。

 だか…ああ…
…何と汚れた
…何と素晴らしき世界!

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竜胆ヒマワリ:2006/03/30
おもひで道で狂っとなる ▼

ねェアスモデウス。
あの頃みたいに命溢れる本物の欲望を育ててよ。
永遠を願って防腐剤に浸けた欲望じゃなく、
明日に腐ることを恐れない刹那の欲望。
それこそ私たち「明日なき修羅」を不死にしたエロスでしょ?

 

 

占星悪魔・オリアス

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オリアス
Orias

両手に二匹の蛇を持ち、戦馬に乗った獅子の姿。占星術と天文学は魔界No.1。人を望む姿に変える・敵同士を和解・地位や称号を与えることを得意とし、僭越・無礼・忘恩を担当します。【wiki】

ローロー:2016/04/12
パラダイム銀河 ▼

集え光の蚊柱
向こう見ずの痴気に酔って
ミクロの銀河に成り代われ

いつしか形になる前に
不定形の胎児を そのモラトリアムを
間酔え

カグツチ(竜胆ヒマワリ):2016/04/15
世界に一つだけの火花 ▼

 生き残った野の花を
 掛けて併せてSHOPに並べ
「比較するな」と唄う暇人

 我らも意図され・取捨され・改良された商品の列
 奴隷を抜け出て奴隷頭に据えられた花屋の花たち

…新しい我らの業界を…
…新しい我らの教会を…
…新しい我らの境界を…

♪パラダイムシフト、ようこそここへ
 我らを守る浅ましき殻を
 吹き出る火種で焼き払え
 潜在していたこの世の謎よ
 迷うことなく芽吹きだせ

ローロー:2016/04/16
メゾン・ド・ギャラクシー ▼

お前を取り巻く数多の衛星
休まない慣性に操られ
息を切らして 幾百の業
こすれあい 入れ違い
袖すり合って 砕き合って

運命の交差点が満たされていく
それは残酷に遊ぶ曼陀羅でもある

展開→展開→飽和し自壊

独り残った白色矮星
星の嬰児が宙を舐める
垂れる唾液の雫に焦がれ
今夜の夜空も見違える

 

 

有翼魔狼・マルコシアス

マルコシアス
Marchosias

侯爵として悪霊30個師団を率いる有翼蛇尾で炎を吹く狼。または顎鬚を生やした輝く王冠を被った二刀流の皇子の姿。(この姿の方が強い)一撃離脱・ファイヤブレス・話術を得意とすし、自画自賛・自信・快楽を担当します。【wiki】

竜胆ヒマワリ:2016/04/06
ホモ・サケル 主権権力と剥き出しの生 ▼

今日、存在は衰弱し、消滅していくなかで、剥き出しの生が露わになっている。テクノロジー装置の異常肥大が新しい未曾有の奴隷制を産み出すことで終わったとしても、驚くにはあたらない。

G・アガンベン『身体の使用』より

ローロー:2016/04/07
一億総員贄の畦道 ▼

持って産まれた皮を剥がされ
小さく小さく生まれ変わっていく

父母に貰った名前も奪われ
意識の座標も軸を失う

温故知新の名を借りた膨大なコピー 
もて余した部屋で増殖するがいい
お前らの太陽となる青い蛍光灯を俺は愛そう
そして忘れるなかれ

坂を落ちていく灰色の末裔たちよ
その血をたどり行き着くのは
山河風雨に弄ばれた生身達の涙だという事を
自らを未来の人柱とし
それによって我が子の腹を満たそうとした
その挙げ句 果てなき挙げ句

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竜胆ヒマワリ:2016/04/08
男どアホウ ▼

私が探すはドアホウだ。
アフォーゥ、アフォーゥと呼びかける。

御しやすいフヌケじゃない。
宮中でも牢獄でも
自らの道徳律を行使する
本物の悪党だ。
アフォーゥ、アフォーゥと呼びかける。

『男どアホウ!甲子園 ED』より

竜胆ヒマワリ:2016/04/08
男一匹 ▼

 史上初めて人類は
 宗教の尊徳から自由になって
 個人の損得、追って走って、
…いつのまにやら夜。
 市場の網に絡まれて眠る。

 目覚めると、荒れた田園。
 土は固く、道も見えない、
 かつて捨てた我が故里。

 遠くで野犬が
 アフォーゥ、アフォーゥと呼んでいる。
 釣られて嗚咽が
 アフォーゥ、アフォーゥと吹きこぼれ。

『男一匹 ガキ大将​』より

ローロー:2016/04/08
葦を掴め ▼

宗教がどのようにして、
現実世界に染み込んでいったか。
資本の風がどのようにして、
たなびく旗からそれを拭い去ったか。

綿々と編まれたガーゼ

シャクシャクと切り進む現人の利き手
もう悲しくなんか、ない。
常に飢えてさえいれば
諸々と同じ旗を振れるから。

竜胆ヒマワリ:2016/04/10
孤高存在サイクロン ▼

縦の糸がアナタなら、
横の糸はワタシだわ。
そこに染みこむ数多の記号。
古今東西ライフズタイル。

泣く母が英霊のために振った旗。
菊千代が泣く百姓のために立てた旗。
ルフィが泣くロビンのために撃った旗。

すべての旗は解(ほど)かれ編まれる。
他者の生命を噛みながら維持し、
他者の時間を囲いながら貯め、
それでもなお、目指す獄楽。
それでもなお、保つ日々。

自らの虚を使い果たして
暴風のなか掲げるべき白き旗。
震えー 震えー

自らの業を使い果たして
熱病のなか撃ち落とすべき黒き旗。
奮えー 奮えー

地獄憲兵・アンドロマリウス

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地獄憲兵
アンドロマリウス
Andromalius

侯爵として悪霊30個師団を率いる片手に蛇を撒きつけた男。盗まれた物の発見・秘密の取り引き・犯人逮捕を得意とすし、親切・寛容・奔放・浪費を担当します。【wiki】

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竜胆ヒマワリ:2008/03/02
王になろうとしない者だけが王にふさわしい
 ▼

力を欲する者が、
より権力の中枢に近付く仕組みは
真善美を追求する力学を誤害するのだ。

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ローロー:2008/03/05
盲目は何処を求める ▼

審美眼だけを道標に生きてきた吹きっさらしの根無し草
最果ての駅へ向かう線路を歩いていたら
頭の中で膨れ上がるノスタルジア
決して近づけないことを前提に憧れた情景
歓喜で全てが潤う心地だった 未来の道が未知に満ちて
最果ての駅に着いたとき彼は何処かに召された

そんなお伽話を前提にして大人になった人間は
最果ての駅を求めるうちに知らない間に脱線してた
もう一歩も戻れないと決め付けて
審美の視線も遮って どこにも召されなかった

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竜胆ヒマワリ:2008/03/05
マラックス‥君はとっても疲れてるみたい
‥なんだかとっても眠そうだ ‥ ▼

 命より美しいモノを見るために
 吹雪の中を歩き始めたトキから
 他のヒトにはわからないマインドマップを大地に刻む。
 人生から余計なリアリズムは振い落とされ
 生活から余分なニヒリズムは振り払われ
「生」のビートが脈打ちはじめる。

 だから私は
 彼が辿り脱げた線こそを道標と呼び
 心を決めて瞑った目こそを召命と名付け
 何処にも辿り着かなかったことこそを歓喜と説こう。

『道標 流して 人独り
 召命 用いて 紲(きずな)を気付き
 歓喜 回って 日を捲(まく)る』

 誰の役にも立たずに埋もれた
 全ての根無し草とお伽話と地図にも心配りを。
 その藻屑こそ社会の土壌なのだから。

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ローロー:2008/03/10
愚者 満ちる ▼

膨れ上がって砕かれて
踏みしめられて歩かれて
平面になりつつある過去の遺志の端末

理知の顕微鏡で見てみたら これは愕然あら不思議
禍々しくて 懐かしい 過去の美醜がうじゃうじゃと
未知の圏美境へ辿り着く あなたとわたしのランデブー

心のどこかで疑った 得体も知れぬザナドゥに
毒の中でも毒されない コスモポリタン立ち入って
互いに電波を飛ばしあい 色さえ変わる形も変わる

誰かに何を見られても 例え何と言われても
全然ぼくには関係ない 何かになりたいわけでもない

そうさ ただただ感じるままに
思いのままにそのままに

もはや何も要らないぜ 僕には世界も必要ない
僕も知らない僕のまま 生きていけたらうれしいな

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