カテゴリー: ヨーロッパ

蛇の女王エグレ


Eglė žalčių karalienė

蛇の女王エグレ
Egle the Queen of Serpents

◉ リトアニアの民話・異類婚姻譚
◉ 龍宮城や羽衣伝説に似ている。円環伝承/蛇婿のバリエーション

海底に住む鍛冶蛇王と結婚した美女。水浴びをしていたエグレに一目惚れした蛇王は、彼女の服の上にとぐろを巻いて求婚します。蛇王との結婚を承諾しない一族と揉めつつも結婚。次第に蛇王を愛し始めたエグレは4人の子を生み、海底の宮殿で幸せに暮らします。

しかし、悲劇は起こります。エグレが子供たちと里帰りすると、海底宮殿に返したくないエグレの一族は蛇王をだまし討ちで殺してしまいます。悲しんだエグレはトウヒの木(リトアニア語でエグレ)に変わってしました。【wiki】

妖精ウッドエルフ

森の妖精ウッド・エルフ/Wood Elf

◉ ヨーロッパの民間伝承・ゲルマン

バッカナールの世界では身長120cmほどで森の中を素早く三次元移動し、植物性の毒矢や茨製のトラップゴーレムを操る種族。ハイ・エルフやダーク・エルフに比べると陽気で呑気でいたずら好き。

指輪物語やウィザードリィなどに登場する痩身美麗で高貴な種族ですが、起源であるゲルマン神話でも人間と同じ大きさの神族として登場します。しかし、民話に登場するエルフはフェアリーの誤訳なのか、数cmで羽が生えている者もいるようです。【wiki】

 


ローロー:2016/03/30

インザ ダーク ▼

薄暗い苔の中で 独り回る踊り子
拒絶する岩の上で 独り回る踊り子

人の挫折や希望に沿わせ
僅かな反射に視界を求め
独り踊り子奏でる静か
寄るもの皆そう日陰者

蛍光の虫が飛び交う最中
苔むした瞼 開き見つめる踊り子
厳かに憂い潤い 濡れた眼で見るだけのそれ

そのための踊り子
恵まれた踊り子
今結ばれた 
君だけの舞台


竜胆ヒマワリ:2016/04/04

インセプション ▼

宙を舞う独楽の連団が
星の外周に輪を成している
太古から続く縞模様の空

やがて隣りの独楽に弾かれて
あるいは慣性を使い果たして
流星となり地に降りはじめる

ひとつは空に焼かれて消え失せた
ひとつは凍った海に身投げした
ひとつは星に生命を芽吹かせ
ひとつは火と鉄の素となる

インスピレーションは無限に浮かぶが
地に足着いても踊る子は少ない
新しい舞台に出鼻を挫かれ
新しい夢に先を越されて

しかし忘れられない記憶がある
極小の摩擦と重力のなか
ひとりで
みんなで
楽しく踊れた経験が

インセプション
新しい季節だ

 

魔鳥ナイトストーク

魔鳥ナイト・ストーク/Night Stork

産婆から死産した赤児を買い、魔女に売る闇のコウノトリ。赤児は秘薬の材料となります。また、魔女が作った堕胎薬を産婆に売ったりもしていました。…というより魔女狩りが始まる前までは、中世ヨーロッパでは産婆=魔女だったようです。

▶ babycom/魔女狩りとお産の関係
▶ 目で見る世界史/魔女の不思議
▶ 比較情報.com/マネ会/産児制限をする産婆を魔女狩る経済的メリット

 


ローロー:2016/02/18

修羅場 ▼

いつの世も修羅場が人を強くする
大切なのはどんな修羅場に巡り会うか?
その順番さ。


竜胆ヒマワリ:2016/02/20

酒に呑まれて 裸でエラーんだ 蜘蛛の糸 ▼

 全力坂が交差して、研ぎ済まされる聖道の兆し……しかし

 離反  相反   剣ヶ峰
 雪崩  追い剥ぎ 生き残り
 堺   再会   元の鞘

…そして、持ち寄った戦利を山分けする酩酊のなか

 修羅場 ボサノバ 娑婆駄馬堕
 二択  選択   オーディション
 妥協  酔狂   落としどこ

「俺の取り分はいくらで、お前の落園はどっちだ?」


ゲヘナ:2016/02/22

横で笑うは 業の鳥 ▼

修羅場と酒場の交差点 世論と自論の境界線
そこに佇むワタクシは ナイトストークと申します

おっとそこ行くお坊ちゃん 「貴方の落し物ですよ?」
おや もう要らない? そうですか
「それではこれは ワタクシが いとありがたく頂きます」

おっとそこ行くお嬢さん 「貴方の忘れ物ですよ?」
おや 私のじゃない? そうですか
「それではこれは ワタクシが 責任もって預かります」

涙と汗と血の結晶 できる過程で生まれるは
誰も要らない落し物 誰も知らない忘れ物

それらを拾い掻き集め 貪り喰らうこの至福
知るはワタクシ 幸の取り ナイトストークでございます

なんとこの世は 生きやすい


ローロー:2016/02/22

果実 ▼

可哀想にねえ 
最も無力なその時に
修羅場に行き逢ったんだねえ

何の謂れが無かろうと
どこかで育った災難の果実
でっぷり太って熟した果実
誰かの頭に落ちてくる

幸福もそれと同じ
預かり知らぬ何処で育ち
修羅場の種を孕んで育ち
誰かの頭に落ちてくる

犬も歩けば棒にあたり
人も産まれりゃ棒にあたり
乏にあたり
暴にあたり
亡にあたり 
行き当たりばったりで

その道すがらの空白を
遊ぶ術すら知らないから
今日もムクムク育った果実
剥いてみたなら修羅場曼陀羅
無垢ないのちを泣かすなと

 

 

地霊ノーム


地霊ノーム/Gnome

風・火・水・土の4大元素のうち、土を司る地霊。ギリシア語の「ゲノムス(Genomus, 地中に住むもの)」を由来とし、主に三角帽を被った小人の老人として描かれます。ドワーフやコボルトなどの炭鉱妖精の一種であり、鉱石よりは宝石を、実用よりは装飾を好みます。【wiki】

バッカナールの世界では、身体を結晶武器化して戦うモンク集団として登場します。ノームの長老は全身が結晶コンピュータと化し、数千年に渡って一族に知恵を与え続けます。

gnome-big

 


サロス:2008/02/10

牢獄 ▼

人はいろんな物に牢獄を抱くそうだ、
たとえば、それはそう
聞こえるもの、聞こえないもの。
感じるもの、感じないもの。
自身、他人、金、権力、愛、有象無象、森羅万象、
そこに人は牢獄を作り上げ、抱かれ、
そして鍵を忘れる。

とある者に数ページの論文を見せてもらった、
そこには『人は婚姻によって幸せにはなれない』と記されていたが、、
つまるところ、人は互いの愛の誓いの名の下に牢獄に繋がれるのだ。
たとえその牢獄から逃げたとしても、そこにあるのは牢にすぎず。

きれた縁は過去への柵となるのだから。
だれも牢獄からは逃げられないのだから。


管理人:2008/02/10

グリーンマイル

獄楽 ▼

グリーンマイルを駆け巡る白いネズミに
冷えたパンを削り分け
その背中に温めていたプランを結ぶ

鉄格子を脱け出たネズミ
女は冷えたベッドでプランを受け取り
春海の波で心を洗う

この牢獄の八百路図を
自在に巡るそのネズミこそ
万に千切れた神の欠片だ

男よ、真摯なプランを繰り返し放ち
女よ、真摯なプランを繰り返し抱け


ゲヘナ:2008/02/11

百万獄 ▼

牢獄に充ち満ちたこの世界で
牢獄を「牢獄」と感じた者はどれほど居るのだろうか。

牢獄の寒さと冷たさに慣れきった人々は
一体何に「寒さと冷たさ」を感じえるのか。

牢獄を巡るネズミに神を投影するならば
牢獄の神に仇なす「悪魔」は如何なるものか。

私は考える。牢の中で考える。
幾千幾万の牢獄の中で、私は一人考える。


〇〇〇〇:〇〇〇〇

仲井戸麗市:遠い叫び

何の罪も無いはずなのに~何らかの罰を受けてる ▼

 看守の目を盗んでは
 まだ見ぬ隣人と刑の長さを自慢しあい
 寝床では罪の由縁を巡る日々

…殺った気はするが…犯ってない気もするが…

 緑の床に横たわる
 囚人の心にも36℃の血潮は送られ
 冷たい部屋を暖める

…その暗い日々に瞬く明かり

 夕日の密林に独り立つ
 看守の目にもニューロンの火は灯り
 その眼光と朝と夜の格子越しに出会う

…溶かすべきは罰の所以

 

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火蜥蜴サラマンダー

火家守サラマンダー/Salamander

◉ ゾロアスター教・錬金術としてのサラマンダー

古代ヨーローッパでは火の中でも生きるほど冷たい体温を持つヤモリであり、火属性というより耐火属性・鎮火属性だったようです。【wiki】


火の紋章フランソワ・サラマンダー
Francois Salamander

◉ キリスト教・紋章としてのサラマンダー

フランソワ一世の紋章では火トカゲとして描かれています。外からの苦難や内からの欲望に負けない信仰・熱情・貞節を象徴し、善なる火で悪なる火を打ち消します。【wiki】

火蜥蜴サラマンダー/Salamander

◉ 錬金術→ゲームとしてのサラマンダー

火を司る精霊。中世ヨーロッパのパラケルススによって四大元素の精霊に組み込まれたました。D&D以降、槍を持った火蜥蜴(ヒトカゲ)とイメージされます。【wiki】

火女サラマンダー/Salamander

◉ 文学としてのサラマンダー

イギリスの詩人アレキサンダー・ポープの諷刺詩『髪盗人』では、情熱的な女性は死ぬとサラマンダーになります。ヨーロッパ民話でも女性の姿のサラマンダーは多いようです。

◉ 情熱的な女は死後、サラマンダーに、
◉ 心優しい女は、ウンディーネに、
◉ 虚栄心が強い女は、シルフに、
◉ 真面目で淑女ぶる女は、ノームになる。

炎竜サラマンドラ/Salamandora

オリジナル。サラマンダーの古代種。

 


ゲヘナ:2009/08/26

火蜥蜴と日と影と ▼

蜥蜴のオイラにゃよく分かんねえんだがよ。
どうして人間ってのは、鉄のオモチャと火遊びが好きなのかねえ?


竜胆ヒマワリ:2009/08/27

人と掛けまして影と解く、その心は・・・
互いに寄り添うしかございません。 ▼

 昔、南の島に
 2つにわかれた男の群れが、互いに槍を投げあう祭りがあった。
 相手にケガ人・死人がでると、その勝利を大いに大いに喜んだ。

 その島に布教にきた神父
「そんな祭りは野蛮だから、やめときなさい」
 それ以来、島の男はフヌケとなり村は徐々に滅びていった。

「勝利」!
 その戦闘欲は純然たる喜び。男に生まれた喜び。
「生存」を通過して
「安全」に結びつき、
「技術」を呼び寄せる。

生存」「安全」「技術」

 敵の刃が父に届かぬように銃火器が生まれ、
 敵の弾が夫に届かぬように装甲車が生まれた。
 そして
 敵の心に届かなかった息子の魂は冷えて死ぬのだ。

 それが母の願い。
 それが妻の願い。
 それが娘の願い。


ゲヘナ:2009/08/26

トカゲに日陰と休息を ▼

ほー。人間は変わってるねえ。
火と血を産まなきゃ生きていけねえたあ難儀なもんだ。
しかしなんだな、オイラぁ随分と火の中を這い回ってきたが、
最近えらい火の勢いが強えんだ。熱くてどうにもたまらねえ。

あんたの話からすると、その勝利だの何だのと、
そいつらの繁栄を願う「女」ってのが原因みてぇだな。
面倒くせえが、ちょっと火消しに行ってくるわ。