魔王・アスタロス

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アスタロス
Astaroth

地獄の竜に乗り毒蛇を持つ黒い天使。毒の息・人間への堕落勧誘・天使が堕天したときのおしゃべり・過去、現在の占術・人文学を得意とし、作業・構築・創造・実現を担当します。メソボタミアのイシュタル、ギリシアのアフロディーテなどの豊穣女神のひとりアスタロトを起源としていますが、中世悪魔学では男になっています。【wiki】

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バナナフィッシュ:2006/03/08
思いが満ちて屑と為る ▼

 望み溢れて空と為り
 夢は固まりて大地と為る

…故に自然とは、貴様等の欲と共に其の姿を醜く変えていく。
 世界は貴様等が創り、そして変えてきた。

 だか…ああ…
…何と汚れた
…何と素晴らしき世界!

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竜胆ヒマワリ:2006/03/30
おもひで道で狂っとなる ▼

ねェアスモデウス。
あの頃みたいに命溢れる本物の欲望を育ててよ。
永遠を願って防腐剤に浸けた欲望じゃなく、
明日に腐ることを恐れない刹那の欲望。
それこそ私たち「明日なき修羅」を不死にしたエロスでしょ?

 

 

幻獣・獏

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獏・貘
バク

◉『本草綱目(中国の薬の本)』

体はクマ、鼻はゾウ、目はサイ、尾はウシ、脚はトラの幻獣なるモノがいて、この毛皮で寝ると瘴気を防げるとされました。これが変化して日本では悪夢を食べる獣となりました。【wiki】

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ローロー:2010/02/05
朝の怖さよ 夜の長さよ ▼

誠の救いを求むるならば 寒い夜風の中を行け

自由欲しさに逃げ出せば 自由の意味に慄いて
出会い欲しさに歩けども 同じ道しか歩けずに
雑踏 行き交うよろずの眼 誰がお前を傷つけた
ここではない ここではないと創り出すのは脆きの庭か

新しい血 新しい流れ 目覚めるためのその眠り
なんだか妙に長い眠りよ 見たい夢を見るためか

ずうずうしさが欲しいお前はずうずうしさで出来ている

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空ろ覚え(管理人):2010/02/05
夢とは一体 ▼

モノとコトとが潜り込む夜】
 女を抱いて空を飛び
 男を殺して橋を超え
 天の神火を盗み出し
 奇妙な裁判やり過ごす
 八面六臂の大活躍に
 腹が鳴っては舌が冴え
 さえずり望んで耳が立つ

【モノとコトとが立ち顕われる朝】
 先ほどまでの夢仕事
 砂のように手から零れて
 余韻さえも溶けかかる
 必死に握った手触りに 
 昨日の謎の応えが在り
 今日の謎の問いが在り
 明日の謎の兆しが在る

 夢は
 ついに目を得て足を得て
 一面二臂の見聞録
 五臓六腑の焦燥感
 腹を拵え喉を潤せ

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ローロー:2010/02/07
ノーライフ ノードリーム ▼

これ見よがしに泣いて見せたり
その誘惑に甘えてみたり
追ってすがれば 願いは叶い
逃げた先には 出会いがあるか

甘い 甘いよ 甘すぎる
不定形なお前の願いは
現実界にゃねじ込めぬ

日々の思いも更新されて  残った粘りに願掛けしても
お前の中での波紋に過ぎず 時さえ過ぎれば静かなものよ

更に! 更に悲しいことに
お前の水面を指で突くのは お前一人だけじゃあないか!
痩せた音叉を隠し持って  ただただ待ってるレゾナンス!

感性の原液に肩まで漬かり ぬるくなっても鼻歌唄い
いつかはそれも霧散の彼方 凍えていても気づかんフリか

それらを否定した先に   夢は笑ってくれるんだろか

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BEAK(管理人):2010/02/08
夢を食い夢に食われるその連鎖
お天道様にも留められない ▼

 形無きモノもいずれは固まり
 形在るモノもいずれは溶ける
 その細く長い通り鍋
 朝の夢はすでに揮発し
 まだ冒険は宝に変わらず
 孤独は孤独そのものに出会い
 高く積まれた言葉は荷崩れ
 意味は解釈が染み込まない

 そのスープの旨いこと
 この星にイノチとヒトを栄えさせ
 露(つゆ)に等しい我をまだ消さずにいる

「その甘さ!」

 朝日に解(ほど)けたはずの夢が
 ソコに溜まって、また啜(すす)られている

 そして今日も
 夜の帳(とばり)が目を醒まし
 昼の焦りが夢焦がす
 泣いて笑って
 食って食われるその堕落
 酸いも甘いも
 飲んで飲まれるその悦楽

 

 

妖精・ウッドエルフ

森の妖精
ウッド・エルフ
Wood Elf

◉ ヨーロッパの民間伝承・ゲルマン

バッカナールの世界では身長120cmほどで森の中を素早く三次元移動し、植物性の毒矢や茨製のトラップゴーレムを操る種族。ハイ・エルフやダーク・エルフに比べると陽気で呑気でいたずら好き。

20世紀以降の日本人が想像するエルフは、指輪物語やウィザードリィなどに登場する痩身美麗な高貴な種族です。起源であるゲルマン神話でも人間と同じ大きさの神族として登場するらしいのですが、民話に登場するフェアリーとのエルフは誤訳なのか、数cmで羽が生えている者もいるようです。【wiki】

ローロー:2016/03/30
インザ ダーク ▼

薄暗い苔の中で 独り回る踊り子
拒絶する岩の上で 独り回る踊り子

人の挫折や希望に沿わせ
僅かな反射に視界を求め
独り踊り子奏でる静か
寄るもの皆そう日陰者

蛍光の虫が飛び交う最中
苔むした瞼 開き見つめる踊り子
厳かに憂い潤い 濡れた眼で見るだけのそれ

そのための踊り子
恵まれた踊り子
今結ばれた 
君だけの舞台

竜胆ヒマワリ:2016/04/04
インセプション ▼

宙を舞う独楽の連団が
星の外周に輪を成している
太古から続く縞模様の空

やがて隣りの独楽に弾かれて
あるいは慣性を使い果たして
流星となり地に降りはじめる

ひとつは空に焼かれて消え失せた
ひとつは凍った海に身投げした
ひとつは星に生命を芽吹かせ
ひとつは火と鉄の素となる

インスピレーションは無限に浮かぶが
地に足着いても踊る子は少ない
新しい舞台に出鼻を挫かれ
新しい夢に先を越されて

しかし忘れられない記憶がある
極小の摩擦と重力のなか
ひとりで
みんなで
楽しく踊れた経験が

インセプション
新しい季節だ

魔鳥・ナイトストーク

闇のコウノトリ
ナイト・ストーク
Night Stork

◉ ヨーロッパの民間伝承

産婆から死産した赤児を買い、魔女に売る闇のコウノトリ。赤児は薬の材料となります。また、魔女が作った堕胎薬を産婆に売ったりもしていました。…というより、産婆と魔女は同一でした。

 

ローロー:2016/02/18
修羅場 ▼

いつの世も修羅場が人を強くする
大切なのはどんな修羅場に巡り会うか?
その順番さ。

竜胆ヒマワリ:2016/02/20
酒に呑まれて 裸でエラーんだ 蜘蛛の糸 ▼

 全力坂が交差して、研ぎ済まされる聖道の兆し……しかし

 離反  相反   剣ヶ峰
 雪崩  追い剥ぎ 生き残り
 堺   再会   元の鞘

…そして、持ち寄った戦利を山分けする酩酊のなか

 修羅場 ボサノバ 娑婆駄馬堕
 二択  選択   オーディション
 妥協  酔狂   落としどこ

「俺の取り分はいくらで、お前の落園はどっちだ?」

ゲヘナ:2016/02/22
横で笑うは 業の鳥 ▼

修羅場と酒場の交差点 世論と自論の境界線
そこに佇むワタクシは ナイトストークと申します

おっとそこ行くお坊ちゃん 「貴方の落し物ですよ?」
おや もう要らない? そうですか
「それではこれは ワタクシが いとありがたく頂きます」

おっとそこ行くお嬢さん 「貴方の忘れ物ですよ?」
おや 私のじゃない? そうですか
「それではこれは ワタクシが 責任もって預かります」

涙と汗と血の結晶 できる過程で生まれるは
誰も要らない落し物 誰も知らない忘れ物

それらを拾い掻き集め 貪り喰らうこの至福
知るはワタクシ 幸の取り ナイトストークでございます

なんとこの世は 生きやすい

ローロー:2016/02/22
果実 ▼

可哀想にねえ 
最も無力なその時に
修羅場に行き逢ったんだねえ

何の謂れが無かろうと
どこかで育った災難の果実
でっぷり太って熟した果実
誰かの頭に落ちてくる

幸福もそれと同じ
預かり知らぬ何処で育ち
修羅場の種を孕んで育ち
誰かの頭に落ちてくる

犬も歩けば棒にあたり
人も産まれりゃ棒にあたり
乏にあたり
暴にあたり
亡にあたり 
行き当たりばったりで

その道すがらの空白を
遊ぶ術すら知らないから
今日もムクムク育った果実
剥いてみたなら修羅場曼陀羅
無垢ないのちを泣かすなと

黙示録の紅き竜

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黙示録の紅き竜
アポカリプス・ドラゴン
Apocalypse Dragon

◉新約聖書/ヨハネの黙示録【wiki】

ユダヤ・キリスト教世界の終わりに天から現れ、流星を降らせる赤い七頭竜。同時に海から現れる七頭獣、地中から現れる悪魔。そして太陽と月と星に守られた妊婦と、ミカエルが率いる天使軍。彼らが入り乱れて戦う黙示録戦争の後、紅き竜は封印され、その後解放される。獣と悪魔は地獄に放り込まれる。この差はなんどろね?【wiki】

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ローロー:2016/02/11
絶妙界 ▼

灯台もと暗し 
燭台は己の首を照らしえず
光は影の沸点の隣にあり

お前の美貌も一皮むけば
煮えた血潮の乱るる憐れ

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竜胆ヒマワリ:2016/02/12
七枝燭台の七根の影 ▼

増殖する命が孕んだ死の因子
自我が目指すは無の境地
物質の影に隠れた反物質

なぜ生命は地に満ち殺しあう?
なぜ意識は世界と自分を見つめ合う?
なぜ物質は存在する?

その謎よ
鎖のように張り撓(たわ)め!
波のように伸び縮め!

(どこにも集中せぬように
 どこにも霧散せぬように
 水平に水平に保たれる時……
 現れたるは大鏡海(おおかがみ)
 そこに映るは宙に浮かんだ巨大な黒球!?
 はたまた浮かび上がった鯨の影か?)

その畏れが仮我見を乱し夢から醒める
ツルツルだったか?モジャモジャだったか?
生き物だったか?機械だったか?

なにはともあれ
くわばらくわばら

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ローロー:016/02/12
メイルシュトロム ▼

銀色のイワシが群れなし泳ぎ
モビー・ディックの頭を追い抜き

幾千の衝動を突きつけながら
誰よりも素早く死に行く

彼らの黒い目
開いた口
隣り合わせの発露と死滅

今しか知らない生きた白波
寄せても還さず 満ち満ちる

はち切れそうだ
意識に飛び込むという意識に
呑み込まれてはち切れそうだ

安穏の竜宮城を望んでいたのに
波にすら遊ばれて
波になりそうだ
永遠の桃源郷を目指していたのに
沢山の肩とすれ違うだけで満たされそうだ

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金子みすゞ/管理人:2016/02/16
亜竜産マジック ▼

朝焼小焼だ
大漁だ
大羽鰮(おおばねいわし)の
大漁だ。

浜は祭りの
ようだけど
海のなかでは
何萬(まん)の
鰮のとむらい
するだろう。

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ローロー:2016/02/16
絶妙界への易 ▼

延々続く苦界の底に
浮かずに屹立 しがらみの青

なぜここにいるのか?
我らは本当は何も選べないのか?
なにか出来ることはないのか?

まとわりつく水圧が足取りを緩慢に描く
弧を描く 月の軌道 頭上を這う
孤独が光を反芻する
風もなく 音もなく
朽ちた羅針盤 踏み砕く

深く息をするということ
そこにあるものを捉えること
時を以て 洞察である
取り巻く苦痛の無音内壁を
私のものにするのである
この身を眼とし 耳とし 聡し
ぬるく沸き立つ奴隷の海に
猛威の春風 吹かすのである

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