カテゴリー: グノーシス神話

善悪を知る実と誘惑の蛇

善悪を知る実と誘惑の蛇/Eden’s Seapent

エデンの園でアダムとイヴは楽しく暮らしていました。しかし神は「中央に生える『生命の樹』と『知恵の樹』の実だけは食べるな!」と命令します。しかし、エデンに侵入した蛇によってイヴとアダムは「知恵の実」を食べてしまいます。神は激怒し、二人はエデンの園から追放されて荒野を彷徨うことになるのです。

【wiki】知恵の樹エデンの園原罪
幻想動物の事典/グノーシス主義の蛇
バルバロイ/グノーシス/オフィス派
まつたけのブログ/原罪とは何か?知恵の実とは何か?

 


宮﨑駿:風立ちぬ

風が吹いてきた。
さて、生きようか。それとも死のうか。 ▼

知恵のリンゴのことだけど
ホントは「善悪を知る実」と呼んでほしい
アレを食べると とても美しいものが見られるよ
だけど美しいものを見るには
たくさんの人で造られた 巨きなピラミッドがいるよ
美しいものを巡る とても悲しいことや
とても虚しいことも たくさん見なくちゃならないんだ
でも 美しいものは とてもとても美しいんだ



リンゴ喰うかい?

ローロー:2016/11/28

ベヘリット?石仮面?賢者の石? ▼

きれいな目をした修羅がいた
うつくしい形
やわらかな薫り
不浄 屈辱 謗りを浴びて
心はどんどん錆びていき
心はどんどん剥けていく

月が反転する 彼の一言で
輪廻が崩れる 彼の一振りで
「きれいなもの」が見たいから
踏み行く土は 亡骸の塚

母?故郷?力?断末魔?
置いてきた?失った?
それは大きな勘違い

彼らは超越し 駆け抜けたようでいて
命は一所に留まり 世界に置いていかれた
置いていかれることを望んだ

その憎悪、野望が臨界点に達した時
その中の引きこもって二度と出られなくなった

黒い胎児 月に透けて映る
きみのくわえた果実の中にも
向かい合って揺れるその雛型

竜胆ヒマワリ:2016/11/29

元型の世界樹 G&EXの鎮魂歌  聖者の行進 ▼

二人の息子に会いたくて
二人の息子に継がれたリンゴ。

「しかし、この被験群はリンゴの力をリンゴに向けて使い自己中毒を起こしているようです。周囲のあらゆる環境を人間化し、にも関わらず、個々人は悪党にも善人にもなれずにエデンで保育されていたころに戻りたがっています。エネルギーの枯渇を待つまでもありません。どの個体も社会を営む力を徐々に失い、自滅すると思われます。」

ああ、こんなことなら
お前を巣食ってやろうなんてするんじゃなかった!
そろそろ2つめのリンゴの時間だ。
電脳じかけのポイズン・アップル。
二度目の転生。二度目の矢。楽園の向こう。



リンゴ喰うかい?

ローロー:2016/11/30

スフィアクレイドル ▼

宿業の旅 枝分かれ
網羅の止まらぬ 数多の旅路
最近どんどん 先細り
透けて見えるわ 枝の先

ここで大切なのが
分かたれた枝が何処かで交わることがあるのか
それともないのか
全方位に伸び続け 増え続ける林檎の樹が
根を守るように球状の成長を辿り
醜くて強靭な母胎となっていること

私たちはその枝を辿り
別の枝に飛び移ることができない
本当の意味で選べない旅路を
灰になるまで進むしかない

林檎の根をかじる誰かに
きづくことなく

竜胆ヒマワリ:2016/11/30

ヤドリギ/金枝篇

このキなんのキ 木に成る木 ▼

根元は腐り
真芯は朽ち果て
幹のウロも広がるばかり
右往左往する宿り虫

陽を見失った枝先は 虫に編まれて地下を目指す
泉が枯れた根の先も 虫に引かれて地上に顔出す
やがて枝と根とがネットを形成(かたな)せば
幹が完全に朽ちたとしても
世界樹の第二形態
まさにスフィアクレイドル(球のゆりかご)の道も開ける

このゆりかご 軸を失い、天地も無用
荒野を転がるタンブルウィード
地下の泉は衛星となりニズヘグと供に軌道を舞う

このゆりかご 虫どもの棺桶として焼かれるサダメか?
火の鳥に運ばれる金枝(ヤドリギ)なのか?
それは虫には預かり知らぬ



金枝編むかい?

ローロー:2016/12/01
 

宿った種に光あれ ▼

渇きと潤いの片寄り
何よりも気になるところさ

枯渇と潤沢の偏重傾向
他を廃してでも注視すべきか?

それらを左右する要素は
欲の行く先に現れるのではないか
生きとし生けるもの全てが抱く
欲望のベクトルに偏りがあるのではないか

思考なく同じものを欲しがってやしないか?
同じ声だけを拾ってやしないか?
望みにメジャーもマイナーも無いのだぞ?

知恵の実 欲の実 神頼み
この身 去るのみ お前の好み
教えなくてもいい
語らなくてもいい
お前の体で見せてくれ
その身でなぞれ 世界脈

ロー&ロー
低きよ 低きに流れよ
風上に立たず 追い風を受けず
時勢の誘いを蹴って描けよ

お前だけの望み
お前だけの試み
ただ一心不乱の齧歯たれ 辿り着け
お前だけの知恵の実

オピオンと宇宙卵

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オピオン
Opion

◉ ベラスゴイ神話→ギリシャ神話

「海の老人」を意味する巨大な盲目の蛇で女神エウリュノメと共に世界を創造します。ギリシャの詩人オルペウスによれば、世界のはじめからある卵からオピオンが産まれ、その体から光・闇・愛が生まれ、熱や風が生まれ、月の女神エウリュノメが生まれたそうです。グノーシス主義の一部はオピオンと誘惑の蛇を同一視します。【wiki】

円環蛇・ウロボロス

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ウロボロス
Ouroboros

◉ グノーシス神話・錬金術

自らの尾を飲み込み円環となった蛇の図章。そのイメージは特定の宗教のシンボルを超えています。【wiki】

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ニーチェ

完全になったもの、熟したものは、みな死ぬことをねがう。
それに反して成熟に達しないものはみな、生きようとする。
だから私は子供たちを欲する。
私が欲するのは私自身ではない。

聖人・モーセとアロン

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モーセ
Moses

◉ エジプト史→ユダヤ教→キリスト教

紀元前13世紀頃にエジプトからヘブライ人を開放し、カナンの地を目指した指導者。ユダヤ人の創設者。アブラハム一族がエジプトに移り住んで400年、ヘブライ人はレンガ職人などの劣悪な労働環境に置かれながらも増え続けました。ある日、エジプト王ファラオは生まれたヘブライ人の男子を皆殺しにするように命令します。モーセの母もナイル川で生まれたばかりの我が子を水に沈めようとしますが果たせず、葦舟に乗せて流します。すると母親の見ている前でエジプトの高貴な女性に拾われました。

モーセは血気盛んな18歳の若者に成長します。ある日、ヘブライ人を虐めているエジプト人に激昂し殴り殺して荒野に逃亡。その地で妻を娶り羊飼いとして何十年も過ごすことになります。老人になったある日、燃える柴に神が現れ「エジプトに囚われている同胞を開放するのだ」という神託を受け苦難の旅が始まります。続きは『出エジプト記』で。【wiki】

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アロン
Aaron

モーセの兄。口下手で短気なモーセとは反対に温和で弁舌巧み。トランス状態の人間の弟(または兄)の神託を、その兄(または弟)が一般人にわかる言葉に通訳して語る例は他にもあるようだ。アロンはモーゼと共にファラオの魔法使いと戦い、ユダヤの指導者一族の祖となる。モーセは異教徒の妻を娶ったため、その任には就けなかったようだ。【wiki】

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ジェイク
Jake

奥さん。これが神聖な仕事だってイやぁ、
ちったぁ気分をヤワくしてもらえますかな。

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エルウッド
Elwood

あ、つまり、俺たちは神の使いだ。
『ブルース・ブラザーズ』より

処女神・ソフィアとアカモート

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ソフィア
Sophia

◉ グノーシス神話・ミトラ神話→ギリシャ哲学

アイオーン神族の末娘。古代ギリシャ語で叡智の意味。好奇心からアイオーン最上位のプロパトール(原父)の姿を見たいと望み、その光を浴びた影から偽神ヤルダバオト(=デミウルゴス)が生まれた。ソフィアはこの世界の不完全性の原因であり、同時に救済者でもあるため、ヤルダバオトが支配するこの世界に身を堕として彷徨っている。この状態のソフィアをアカモートと呼ぶ。【wiki】

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アカモート
Achamoth

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