魔王・バアル

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バアル
Bael

メソポタミアの雷神ハッドゥが起源。のちにカナン人に嵐と治水の豊穣主神として崇められた。エジプトのセト神と同一視され、ユダヤ教が勢力を強めるとネガティヴな存在となり、中世には魔王になってしっまいました。【wiki】

竜胆ヒマワリの設定では、人間野獣化計画のルシファー派と、人間家畜化計画のベリアル派との派閥争いのキーマンとなっています。主神ヤハゥエに勘当された息子との噂もありますが『アッピンの赤い本』を奪われ本来の力を封印されています。

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Btn:2008/02/02
後戻りなどできるものか ▼

退化は進化の逆じゃない。

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竜胆ヒマワリ:2008/02/02
欲望裸身盤 ▼

人間の欲望コンパスは「技術」の磁石に綾吊られている。

言葉を手に入れ、言葉の欲望を。
火炎を手に入れ、火炎の欲望を。
鉄工を手に入れ、鉄工の欲望を。
貨幣を手に入れ、貨幣の欲望を。
車輪を手に入れ、車輪の欲望を。
電網を手に入れ、電網の欲望を。

そもそも何をしたかったんだっけ?
この電車は、どこに向かう?
切符をなくしてないじゃろか?
全部脱いで確認しろ。

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ゲヘナ:2008/02/03
見える物こそ ▼

全ては欲望のためなのだ。

見える物に全く価値を見いださず、
見えぬモノに価値を見いだし手に入れようと進化する。

だが、見えぬモノに手を伸ばせば伸ばすほどソレは遠のき、
見えぬモノの贋作である見える物ばかりが増えてゆく。

そして見える物は捨て、身を軽くしてまた見えぬモノに手を伸ばす。
…見えぬモノの名は「幸福」、または「平穏」という。

双頭竜・アンフィスバエナ

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アンフィスバエナ
Amphisbaena

プリニウスは著書『博物誌』に記述されている尻尾にも頭がついている毒蛇。後に翼が加えられドラゴンの一種とされました。キリスト教では双頭のアンフェスバエナは信仰と欲望の逆方向に引き裂かれる魂を象徴します。ローマの詩人マルクス・アンナエウス・ルカヌスによってメデューサの首から滴った血から生まれたとされます。【wiki】

▼ 年月日と題名の保存に失敗しました。
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ゲヘナ:07/10/12
アムピスバエナ ▼

人生の9割は
苦痛と嘆きでできている。
けれども人は過去を美化する。
後ろを向いて後ずさりする。

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ゲヘナ:07/10/12
アムピスバエナ ▼

人生の一割は
歓喜と幸福でできている。
けれども人は未来を恐れる。
それでも人は歩みを止めぬ。

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ゲヘナ
? ▼

 過去だの未来だぁあの、一体何を言ってるぅんだぁ?
「今」は「今」さぁ。あんた達がどぉんなにがんぶぁっても、
 過去や未来なんてぇものは見えないよぉ。「今」しかないぃんだ。
 そんな小難しいぃことを考えてるヒマがぁあったらぁ、
 おで様が眠るための墓穴を掘ってくれぃい

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葬式王(管理人)
複雑で見えるモノを単純で見えないモノに ▼

自分の墓穴ぐらい自分で掘んな
俺達ゃ皆そうしてるんだぜ

魔王・マモン

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マモン
Mammon

七つの大罪のうち貪欲を司る双頭の鷲の顔を持つ魔王。【wiki】

mammon-min
管理人:2015/11/07
プロメテウスのソテー ▼

横から失礼するよ。

私が思うに、この不毛な議論は
君たちの心に灯ったプロメテウスの火のせいだ。

私は毎晩、
彼の肝臓を、
彼が盗んだ火で焼いて、
彼の目の前で食べている。

可哀想?
当然の罰だと思うがね。

彼は
大きな火を細かく割って皆に与えたんだ。
この暗闇の中、そんな小さな火では何も照らせない。
ごらん、羽虫のように右往左往している。
哀れだと思わないか?
大きな火が必要なんだ。皆を導く大きな火が。

・・・可笑しいかい?
何が嬉しいんだか解らんが、
彼が笑っている。
・・・反抗的な奴だ。
明日の晩は生にしよう。
腹にクチバシ突っ込んで
思う存分、啜ってやる。

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ローロー:2015/11/09
黄昏から逸れて ▼

人の心に散らばる羽虫
砂金のような 砂利のような

大きな炎に恋慕して 
小さな吐息が肺の奥から
ゆっくり競り出し空気が脈打つ

「一体全体、何が私らの望みなのかしらん?」

燃え盛る眼前のソレが視線を集め
なおも胸中の虚空を煽る
踏み止まれなかった素直な愚かが
紅の滅却で照らす母の子宮に還る

「失われたゆりかごを求めて、この自由地獄を歩くのかしらん。」

踏み止った 生き残り
何も灯らぬ松明持って
母に背向ける逆光に
二つ灯った悲しい瞳

うるさく奏でる羽も捨て
そのままどこかに歩いていけよ

大きな炎が取り逃がした 明日に続ける末裔のうた

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管理人:2006/11/07
紅灯の海 ▼

区別、差蔑、離別に死別

深海のなか瞬く提灯
近寄っては喰われたり
離れては寂しくなったり
ツリーの光に当てられて
マッチの明かりに夢見たり

貧乏、恋慕、レインボー

アオイホノオをたぎらせて
鈍色銀と踊っては
黄緑星と眠ったり
太母の明かりを振り向けば
鼻も見えない漆黒の闇

自然、前進、是全身

SHITの炎を個毒に供(とも)し
重たい海を掻いてゆく

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ローロー:2015/11/09
指先の火、 千里向こうの火 ▼

ひとが授かりし炎熱の恩恵……

肉を菜を 煮焼きて燻し 飢え凌ぐ
宵照らし 獣を散らす 野の暖炉
タタラの火 ふいごの民の くろがねよ

この純粋な破壊を律して 人はその暦を開拓する

十字に果てた 救世のひとを思うように
はらわたを啄まれる 火の運び手を思う

ぷろめてうす
叫びが実となり潰れる様な苦しみも
数多を養う火の恵みなりや

 
ローロー:2015/11/11
失礼します。 ▼

アイコンなしですが、ご容赦ください。
ローローです。
今回のテーマ、なんだかとても楽しいです。
「火」「夜」「欲」が私の(というか人間の)食い付きやすい
キーワードらしいです。
どれも無制限に肯定できないものですが、
これらを歌う人の心はきっと切ないものですね。

このサイトに出会ってもう10年、
素直な時もやさぐれた時も ここに灯る無貌の松明を待っていました。
末永く揺らめいてください。

 
管理人:2015/11/1112
プロメテウスのソテー ▼

私こそローローさんの返歌があったからこそ続けられています。
感謝しかありません。

ここ数年はSNSに押され個人サイトが急速に衰退していきました。
私もSNSやblogに移行としたんですが、結局馴染めませんでした。
背景が同じだからかな?
HTMLでシコシコ作ったサイトをリンク頼りに彷徨ったころが懐かしい。

というわけで時代にあらがい、新サイト himaring.com に本腰を入れています。
いまは旧コンテンツの引っ越しのみですが、新しく試したいこともありますし。

この掲示版も残します。
アイコンの数をグッと増やして扱える詩のモチーフの幅を増やしたい。
そして投稿の敷居を低くしたい。
もうちょっと子供向けにできないかと思案中です。
内容も哲学的になり過ぎなので
遊戯4:時事2:神話2:宗教1:哲学1ぐらいで攻めてみようかと。
あと会話形式も。

人類学によれば即興返歌は世界各地で何百年も歴史がある遊びのようです。
ネットの仕組みや流行が変わり続けても、廃れにくいかもしれません。
今後ともよろしくお願いします。

水竜・ガルグイユ

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ガルグイユ
Gargouille

セーヌ河に住み洪水を引き起こしていた首長水竜。7世紀に司祭が首に帯をかけ祝福を授けて鎮めました。準聖書である『黄金伝説』群の中にキリスト教の司祭や英雄が、布教先の怪物を帯・火か水・十字架で退治するパターンがいくつかある。ゲオルギウスの竜やタラスクなど。【wiki】

教会のトンガリ屋根から雨水を排水する管をガルグイユと呼び、これがガーゴイル(悪魔の石像)になりました。

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ゲヘナ:2009/08/09
心中の泥水 ▼

大地の内に流るる水は。花を芽吹かせ獣を養う。
獣の内に流るる水は。大地を酔わせて孕ませる。
魚の内に流るる水は。海へと重なり海へと還る。
樹木の内に流るる水は。幹を介して天地を繋ぐ。
人の内に流るる水は。なんのヤクにも立たないが。
赤子の内に流るる水は。全てを含みし毒となる。

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竜胆ヒマワリ:2009/08/10
"流れ通る豊穣"と"経ち済ます高利"との換違い ▼

豊穣とは、天と血と人を巡り回り、その摩擦と交歓で増幅する。
利益とは、他人にリスクとコストの押し付けで発生する。

人のニヒルは、この豊穣と利益の意味がスリ換えられ、
生命の流通経路を挑発し搾り取る考えから広がった。

功利を求めて踊すな。
豊穣を祈って舞え。

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ゲヘナ:2009/08/11
身中の砂漠 ▼

人は乾く。乾くから求める。
求めるから乾く。乾くから求める。
人は砂漠となる。全てを求める砂漠となる。
川のように荒れ狂い。海のように全てを飲み込む。

バアル。人の前には利益も豊穣も同じ物。
踊れども祈らず。祈れども踊らず。
血も無く値も無い。痴も無く智も無い。
ただ利益を貪る。ただ豊穣を貪る。

人は乾く。ただただ乾く。

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竜胆ヒマワリ:2009/08/10
ノヴァの洪水 ▼

オオミズの主ガルグイユよ。
主の孫、石造りのガーゴイルたちは
屋根のうえでほおづえ突いて街を見守り
毎日毎日、こスレ会う粒妬きを聞く。

その潤い求める数多(あまた)の詩種は
ミラノ・ロンドン・ニューヨーク
ペキン・トウキョウ・バンコック
洪水をヨブ合唱として世間に響く。

過剰なる豊穣の神よ。
大いなるリヴァイアサンの息子よ。
鉄造りの曾孫たちを
ぜんぶ流す覚悟ができたなら、

‥‥‥

はじめてくれ。
錆びた砂漠に新しい種を届ける季節だ。

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ゲヘナ:2009/08/16
浸中の海流 ▼

流れよ。