カテゴリー: ユダヤ・キリスト教

黙示録の紅き竜

黙示録の紅き竜
アポカリプス・ドラゴン/Apocalypse Dragon

◉新約聖書/ヨハネの黙示録【wiki】

ユダヤ・キリスト教では世界の終わりに、天から現れ赤い七頭竜・海から七頭獣、地中から悪魔が現れるとされています。これらに対抗して太陽と月と星に守られた妊婦と、ミカエルが率いる天使軍が現れ、竜と獣と悪魔と戦います。この黙示録戦争の後、紅き竜は封印され、その後解放されますが、獣と悪魔は地獄に放り込まれます。この差はなんだろね?【wiki】

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ローロー:2016/02/11

絶妙界 ▼

灯台もと暗し
燭台は己の首を照らしえず
光は影の沸点の隣にあり

お前の美貌も一皮むけば
煮えた血潮の乱るる憐れ


竜胆ヒマワリ:2016/02/12

七枝燭台の七根の影 ▼

 なぜ生命は地に満ち殺しあう?(増殖する命が孕む死の因子)
 なぜ意識は世界と自分を見つめ合う?(自我が目指す無の境地)
 なぜ物質は存在する?(物質の影に隠れた反物質)

その謎よ
鎖のように張り撓(たわ)め!
波のように伸び縮め!

(どこにも集中せぬように
 どこにも霧散せぬように
 水平に水平に保たれる時……
 現れたるは大鏡海(おおかがみ)
 そこに映るは宙に浮かんだ巨大な黒球!?
 はたまた浮かび上がった鯨の影か?)

その畏れが仮我見を乱し夢から醒める
ツルツルだったか?モジャモジャだったか?
生き物だったか?機械だったか?

なにはともあれ
くわばらくわばら


ローロー:016/02/12

メイルシュトロム ▼

銀色のイワシが群れなし泳ぎ
モビー・ディックの頭を追い抜き

幾千の衝動を突きつけながら
誰よりも素早く死に行く

彼らの黒い目
開いた口
隣り合わせの発露と死滅

今しか知らない生きた白波
寄せても還さず 満ち満ちる

はち切れそうだ
意識に飛び込むという意識に
呑み込まれてはち切れそうだ

安穏の竜宮城を望んでいたのに
波にすら遊ばれて
波になりそうだ
永遠の桃源郷を目指していたのに
沢山の肩とすれ違うだけで満たされそうだ


金子みすゞ:2016/02/16

アリューシャンマジック

亜竜産マジック ▼

朝焼小焼だ
大漁だ
大羽鰮(おおばねいわし)の
大漁だ。

浜は祭りの
ようだけど
海のなかでは
何萬(まん)の
鰮のとむらい
するだろう。


ローロー:2016/02/16

絶妙界への易 ▼

延々続く苦界の底に
浮かずに屹立 しがらみの青

なぜここにいるのか?
我らは本当は何も選べないのか?
なにか出来ることはないのか?

まとわりつく水圧が足取りを緩慢に描く
弧を描く 月の軌道 頭上を這う
孤独が光を反芻する
風もなく 音もなく
朽ちた羅針盤 踏み砕く

深く息をするということ
そこにあるものを捉えること
時を以て 洞察である
取り巻く苦痛の無音内壁を
私のものにするのである
この身を眼とし 耳とし 聡し
ぬるく沸き立つ奴隷の海に
猛威の春風 吹かすのである

 

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火蜥蜴サラマンダー

火家守サラマンダー/Salamander

◉ ゾロアスター教・錬金術としてのサラマンダー

古代ヨーローッパでは火の中でも生きるほど冷たい体温を持つヤモリであり、火属性というより耐火属性・鎮火属性だったようです。【wiki】


火の紋章フランソワ・サラマンダー
Francois Salamander

◉ キリスト教・紋章としてのサラマンダー

フランソワ一世の紋章では火トカゲとして描かれています。外からの苦難や内からの欲望に負けない信仰・熱情・貞節を象徴し、善なる火で悪なる火を打ち消します。【wiki】

火蜥蜴サラマンダー/Salamander

◉ 錬金術→ゲームとしてのサラマンダー

火を司る精霊。中世ヨーロッパのパラケルススによって四大元素の精霊に組み込まれたました。D&D以降、槍を持った火蜥蜴(ヒトカゲ)とイメージされます。【wiki】

火女サラマンダー/Salamander

◉ 文学としてのサラマンダー

イギリスの詩人アレキサンダー・ポープの諷刺詩『髪盗人』では、情熱的な女性は死ぬとサラマンダーになります。ヨーロッパ民話でも女性の姿のサラマンダーは多いようです。

◉ 情熱的な女は死後、サラマンダーに、
◉ 心優しい女は、ウンディーネに、
◉ 虚栄心が強い女は、シルフに、
◉ 真面目で淑女ぶる女は、ノームになる。

炎竜サラマンドラ/Salamandora

オリジナル。サラマンダーの古代種。

 


ゲヘナ:2009/08/26

火蜥蜴と日と影と ▼

蜥蜴のオイラにゃよく分かんねえんだがよ。
どうして人間ってのは、鉄のオモチャと火遊びが好きなのかねえ?


竜胆ヒマワリ:2009/08/27

人と掛けまして影と解く、その心は・・・
互いに寄り添うしかございません。 ▼

 昔、南の島に
 2つにわかれた男の群れが、互いに槍を投げあう祭りがあった。
 相手にケガ人・死人がでると、その勝利を大いに大いに喜んだ。

 その島に布教にきた神父
「そんな祭りは野蛮だから、やめときなさい」
 それ以来、島の男はフヌケとなり村は徐々に滅びていった。

「勝利」!
 その戦闘欲は純然たる喜び。男に生まれた喜び。
「生存」を通過して
「安全」に結びつき、
「技術」を呼び寄せる。

生存」「安全」「技術」

 敵の刃が父に届かぬように銃火器が生まれ、
 敵の弾が夫に届かぬように装甲車が生まれた。
 そして
 敵の心に届かなかった息子の魂は冷えて死ぬのだ。

 それが母の願い。
 それが妻の願い。
 それが娘の願い。


ゲヘナ:2009/08/26

トカゲに日陰と休息を ▼

ほー。人間は変わってるねえ。
火と血を産まなきゃ生きていけねえたあ難儀なもんだ。
しかしなんだな、オイラぁ随分と火の中を這い回ってきたが、
最近えらい火の勢いが強えんだ。熱くてどうにもたまらねえ。

あんたの話からすると、その勝利だの何だのと、
そいつらの繁栄を願う「女」ってのが原因みてぇだな。
面倒くせえが、ちょっと火消しに行ってくるわ。

大海龍リヴァイアサン



リヴァイアサン/レビヤタン
Leviathan

ヤハウェが天地創造の5日目に陸のベヒモス、空のジズと供に造りだした巨大な海の魔物。初期はクジラやワニに似た姿で描写されていましたが、のちに海蛇の姿で描かれるようになりました。悪魔としては七つの大罪のうち嫉妬を司り、サタン、ベルゼバブに次ぐ第三位の魔王です。【wiki】

 

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竜胆ヒマワリ:2015/12/03

ノヴァの方舟 ▼

天地を圧する方舟の群れ

そのために働く幾千もの人
そのために倒される幾千もの森
そのために飼られる幾千もの獣
そのために千切れた不都合な雲と風
そのために訪れる暗く永い洪水

一番巨きな方舟だけが残った
嵐を呼び、嵐を乗り越えた君らの祖先だ


ローロー:2015/12/04

無意識への航海 ▼

あてどない旅に出たイカダが
必要に駆られ 世に迎合し 様々な備えを搭載してゆく
クルーも増え続け 家屋が建ち並び
星の巡りを見ずとも航海できるようになる

キャプテンの存在もいつしか無くなり、
海を航っている事にさえ気付かなくなる

未だ洪水は終わっていない
邁進する構築はいずれ希釈される運命にある。


竜胆ヒマワリ:2015/12/06

いつか来る潮が干くときに備えて ▼

東の井戸の潮位が上がる
南の畑は塩が吹きでる
西の水門は閉ざされ
北の氷河は溶けてなくなる
予感は常にあるが・・・

濁流泳ぐ我ら魚民
息は荒れ
肌はピリつき
目は霞んでも
この暗く温んだイドこそ故郷
我らの荒ぶる濁った泉

水が引き洗われる約束の地?
どこで息を吸えばイイ?
なにで腹を満たせばイイ?
だれを目指して這えばイイ?
いつまでなにを準備すりゃイイ?

過去も未来も恐ろしい
今日も明日も恐ろしい


ローロー:2015/12/07

濡れたまま乾く生き方 ▼

空を見る

大海に浸かり、仰向けにて空を見る
忘れられない恋も鱗と共に流れてしまった
あん畜生の顔もさざ波の音に砕かれてしまった

今の俺にはサイクルが、精神的回路が成り立っているのだ
こんな風来の振る舞いをしていても、
生きるための照準は定まっているのだ

ただ今は空を見る 鰯雲が意識を飲み込む
遭難するのだ
明日には摂理と因業の暗い凪へ遭難するのだ


竜胆ヒマワリ:2015/12/10

白鯨の腹にヤモリ一匹 ▼

 洪水に只酔う都市が燃えている
 躁の家屋を守るため
 鬱の井戸を守るため
 地の利、人の利、天理を見極めようと
 黒煙の切れ間に目を凝らすが…

…天井に
 北斗に光る7つの傷跡
 一族が打ち突けた銛のハシゴだ

 あのハシゴの行く先は
 鼻空からの脱出口か?
 心臓への止めの道か?
 頭蓋に続く竜骨か?

 黒煙の切れ間に目を凝らす

 

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大魔王バアル

大魔王バアル/Bael

バエル。バール。メソポタミアの雷神ハッドゥが起源。のちにカナン人に嵐と治水の豊穣主神として崇められました。エジプトのセト神とも同一視され、ユダヤ教が勢力を強めるとネガティヴな存在となり、中世には魔王となります。【wiki】

竜胆ヒマワリの設定では、人間野獣化計画のルシファー派と、人間家畜化計画のベリアル派との派閥争いのキーマンとなっています。主神ヤハゥエに勘当された息子との噂もあります。『アッピンの赤い本』を奪われ本来の力を封印されています。

 

 


Btn:2008/02/02

後戻りなどできるものか ▼

退化は進化の逆じゃない。


竜胆ヒマワリ:2008/02/02

エデンを示す欲望裸身盤 ▼

人間の欲望コンパスは「技術」の磁石に綾吊られている。

言葉を手に入れ、言葉の欲望を。
火炎を手に入れ、火炎の欲望を。
鉄工を手に入れ、鉄工の欲望を。
貨幣を手に入れ、貨幣の欲望を。
車輪を手に入れ、車輪の欲望を。
電網を手に入れ、電網の欲望を。

そもそも何をしたかったんだっけ?
この電車は、どこに向かう?
切符をなくしてないじゃろか?
全部脱いで確認しろ。


ゲヘナ:2008/02/03

見える物こそ ▼

全ては欲望のためなのだ。

見える物に全く価値を見いださず、
見えぬモノに価値を見いだし手に入れようと進化する。

だが、見えぬモノに手を伸ばせば伸ばすほどソレは遠のき、
見えぬモノの贋作である見える物ばかりが増えてゆく。

そして見える物は捨て、身を軽くしてまた見えぬモノに手を伸ばす。
…見えぬモノの名は「幸福」、または「平穏」という。

 

双頭竜アンフィスバエナ


双頭竜アンフィスバエナ/Amphisbaena

プリニウスは著書『博物誌』に記述されている尻尾にも頭がついている毒蛇。後に翼が加えられドラゴンの一種とされました。キリスト教では双頭のアンフェスバエナは信仰と欲望の逆方向に引き裂かれる魂を象徴します。ローマの詩人マルクス・アンナエウス・ルカヌスによってメデューサの首から滴った血から生まれたとされます。【wiki】

 


竜胆ヒマワリ:07/10/12

アムピスバエナ ▼

人生の9割は
苦痛と嘆きでできている。
けれども人は過去を美化する。
後ろを向いて後ずさりする。


竜胆ヒマワリ:07/10/12

アムピスバエナ ▼

人生の一割は
歓喜と幸福でできている。
けれども人は未来を恐れる。
それでも人は歩みを止めぬ。


ゲヘナ:07/10/13

? ▼

 過去だの未来だぁあの、一体何を言ってるぅんだぁ?
「今」は「今」さぁ。あんた達がどぉんなにがんぶぁっても、
 過去や未来なんてぇものは見えないよぉ。「今」しかないぃんだ。
 そんな小難しいぃことを考えてるヒマがぁあったらぁ、
 おで様が眠るための墓穴を掘ってくれぃい


竜胆ヒマワリ:07/10/14

複雑で見えるモノを単純で見えないモノに ▼

自分の墓穴ぐらい自分で掘んな
俺達ゃ皆そうしてるんだぜ