有翼魔狼・マルコシアス

マルコシアス
Marchosias

侯爵として悪霊30個師団を率いる有翼蛇尾で炎を吹く狼。または顎鬚を生やした輝く王冠を被った二刀流の皇子の姿。(この姿の方が強い)一撃離脱・ファイヤブレス・話術を得意とすし、自画自賛・自信・快楽を担当します。【wiki】

竜胆ヒマワリ:2016/04/06
ホモ・サケル 主権権力と剥き出しの生 ▼

今日、存在は衰弱し、消滅していくなかで、剥き出しの生が露わになっている。テクノロジー装置の異常肥大が新しい未曾有の奴隷制を産み出すことで終わったとしても、驚くにはあたらない。

G・アガンベン『身体の使用』より

ローロー:2016/04/07
一億総員贄の畦道 ▼

持って産まれた皮を剥がされ
小さく小さく生まれ変わっていく

父母に貰った名前も奪われ
意識の座標も軸を失う

温故知新の名を借りた膨大なコピー 
もて余した部屋で増殖するがいい
お前らの太陽となる青い蛍光灯を俺は愛そう
そして忘れるなかれ

坂を落ちていく灰色の末裔たちよ
その血をたどり行き着くのは
山河風雨に弄ばれた生身達の涙だという事を
自らを未来の人柱とし
それによって我が子の腹を満たそうとした
その挙げ句 果てなき挙げ句

40_gremory-min
竜胆ヒマワリ:2016/04/08
男どアホウ ▼

私が探すはドアホウだ。
アフォーゥ、アフォーゥと呼びかける。

御しやすいフヌケじゃない。
宮中でも牢獄でも
自らの道徳律を行使する
本物の悪党だ。
アフォーゥ、アフォーゥと呼びかける。

『男どアホウ!甲子園 ED』より

竜胆ヒマワリ:2016/04/08
男一匹 ▼

 史上初めて人類は
 宗教の尊徳から自由になって
 個人の損得、追って走って、
…いつのまにやら夜。
 市場の網に絡まれて眠る。

 目覚めると、荒れた田園。
 土は固く、道も見えない、
 かつて捨てた我が故里。

 遠くで野犬が
 アフォーゥ、アフォーゥと呼んでいる。
 釣られて嗚咽が
 アフォーゥ、アフォーゥと吹きこぼれ。

『男一匹 ガキ大将​』より

ローロー:2016/04/08
葦を掴め ▼

宗教がどのようにして、
現実世界に染み込んでいったか。
資本の風がどのようにして、
たなびく旗からそれを拭い去ったか。

綿々と編まれたガーゼ

シャクシャクと切り進む現人の利き手
もう悲しくなんか、ない。
常に飢えてさえいれば
諸々と同じ旗を振れるから。

竜胆ヒマワリ:2016/04/10
孤高存在サイクロン ▼

縦の糸がアナタなら、
横の糸はワタシだわ。
そこに染みこむ数多の記号。
古今東西ライフズタイル。

泣く母が英霊のために振った旗。
菊千代が泣く百姓のために立てた旗。
ルフィが泣くロビンのために撃った旗。

すべての旗は解(ほど)かれ編まれる。
他者の生命を噛みながら維持し、
他者の時間を囲いながら貯め、
それでもなお、目指す獄楽。
それでもなお、保つ日々。

自らの虚を使い果たして
暴風のなか掲げるべき白き旗。
震えー 震えー

自らの業を使い果たして
熱病のなか撃ち落とすべき黒き旗。
奮えー 奮えー

妖精・ウッドエルフ

森の妖精
ウッド・エルフ
Wood Elf

◉ ヨーロッパの民間伝承・ゲルマン

バッカナールの世界では身長120cmほどで森の中を素早く三次元移動し、植物性の毒矢や茨製のトラップゴーレムを操る種族。ハイ・エルフやダーク・エルフに比べると陽気で呑気でいたずら好き。

20世紀以降の日本人が想像するエルフは、指輪物語やウィザードリィなどに登場する痩身美麗な高貴な種族です。起源であるゲルマン神話でも人間と同じ大きさの神族として登場するらしいのですが、民話に登場するフェアリーとのエルフは誤訳なのか、数cmで羽が生えている者もいるようです。【wiki】

ローロー:2016/03/30
インザ ダーク ▼

薄暗い苔の中で 独り回る踊り子
拒絶する岩の上で 独り回る踊り子

人の挫折や希望に沿わせ
僅かな反射に視界を求め
独り踊り子奏でる静か
寄るもの皆そう日陰者

蛍光の虫が飛び交う最中
苔むした瞼 開き見つめる踊り子
厳かに憂い潤い 濡れた眼で見るだけのそれ

そのための踊り子
恵まれた踊り子
今結ばれた 
君だけの舞台

竜胆ヒマワリ:2016/04/04
インセプション ▼

宙を舞う独楽の連団が
星の外周に輪を成している
太古から続く縞模様の空

やがて隣りの独楽に弾かれて
あるいは慣性を使い果たして
流星となり地に降りはじめる

ひとつは空に焼かれて消え失せた
ひとつは凍った海に身投げした
ひとつは星に生命を芽吹かせ
ひとつは火と鉄の素となる

インスピレーションは無限に浮かぶが
地に足着いても踊る子は少ない
新しい舞台に出鼻を挫かれ
新しい夢に先を越されて

しかし忘れられない記憶がある
極小の摩擦と重力のなか
ひとりで
みんなで
楽しく踊れた経験が

インセプション
新しい季節だ

魔鳥・ナイトストーク

闇のコウノトリ
ナイト・ストーク
Night Stork

◉ ヨーロッパの民間伝承

産婆から死産した赤児を買い、魔女に売る闇のコウノトリ。赤児は薬の材料となります。また、魔女が作った堕胎薬を産婆に売ったりもしていました。…というより、産婆と魔女は同一でした。

 

ローロー:2016/02/18
修羅場 ▼

いつの世も修羅場が人を強くする
大切なのはどんな修羅場に巡り会うか?
その順番さ。

竜胆ヒマワリ:2016/02/20
酒に呑まれて 裸でエラーんだ 蜘蛛の糸 ▼

 全力坂が交差して、研ぎ済まされる聖道の兆し……しかし

 離反  相反   剣ヶ峰
 雪崩  追い剥ぎ 生き残り
 堺   再会   元の鞘

…そして、持ち寄った戦利を山分けする酩酊のなか

 修羅場 ボサノバ 娑婆駄馬堕
 二択  選択   オーディション
 妥協  酔狂   落としどこ

「俺の取り分はいくらで、お前の落園はどっちだ?」

ゲヘナ:2016/02/22
横で笑うは 業の鳥 ▼

修羅場と酒場の交差点 世論と自論の境界線
そこに佇むワタクシは ナイトストークと申します

おっとそこ行くお坊ちゃん 「貴方の落し物ですよ?」
おや もう要らない? そうですか
「それではこれは ワタクシが いとありがたく頂きます」

おっとそこ行くお嬢さん 「貴方の忘れ物ですよ?」
おや 私のじゃない? そうですか
「それではこれは ワタクシが 責任もって預かります」

涙と汗と血の結晶 できる過程で生まれるは
誰も要らない落し物 誰も知らない忘れ物

それらを拾い掻き集め 貪り喰らうこの至福
知るはワタクシ 幸の取り ナイトストークでございます

なんとこの世は 生きやすい

ローロー:2016/02/22
果実 ▼

可哀想にねえ 
最も無力なその時に
修羅場に行き逢ったんだねえ

何の謂れが無かろうと
どこかで育った災難の果実
でっぷり太って熟した果実
誰かの頭に落ちてくる

幸福もそれと同じ
預かり知らぬ何処で育ち
修羅場の種を孕んで育ち
誰かの頭に落ちてくる

犬も歩けば棒にあたり
人も産まれりゃ棒にあたり
乏にあたり
暴にあたり
亡にあたり 
行き当たりばったりで

その道すがらの空白を
遊ぶ術すら知らないから
今日もムクムク育った果実
剥いてみたなら修羅場曼陀羅
無垢ないのちを泣かすなと

黙示録の紅き竜

apocalypsis_dragon-min
黙示録の紅き竜
アポカリプス・ドラゴン
Apocalypse Dragon

◉新約聖書/ヨハネの黙示録【wiki】

ユダヤ・キリスト教世界の終わりに天から現れ、流星を降らせる赤い七頭竜。同時に海から現れる七頭獣、地中から現れる悪魔。そして太陽と月と星に守られた妊婦と、ミカエルが率いる天使軍。彼らが入り乱れて戦う黙示録戦争の後、紅き竜は封印され、その後解放される。獣と悪魔は地獄に放り込まれる。この差はなんどろね?【wiki】

apocalypse_dragon-min

guivre-min
ローロー:2016/02/11
絶妙界 ▼

灯台もと暗し 
燭台は己の首を照らしえず
光は影の沸点の隣にあり

お前の美貌も一皮むけば
煮えた血潮の乱るる憐れ

apocalypsis_dragon-min
竜胆ヒマワリ:2016/02/12
七枝燭台の七根の影 ▼

増殖する命が孕んだ死の因子
自我が目指すは無の境地
物質の影に隠れた反物質

なぜ生命は地に満ち殺しあう?
なぜ意識は世界と自分を見つめ合う?
なぜ物質は存在する?

その謎よ
鎖のように張り撓(たわ)め!
波のように伸び縮め!

(どこにも集中せぬように
 どこにも霧散せぬように
 水平に水平に保たれる時……
 現れたるは大鏡海(おおかがみ)
 そこに映るは宙に浮かんだ巨大な黒球!?
 はたまた浮かび上がった鯨の影か?)

その畏れが仮我見を乱し夢から醒める
ツルツルだったか?モジャモジャだったか?
生き物だったか?機械だったか?

なにはともあれ
くわばらくわばら

rahab-min
ローロー:016/02/12
メイルシュトロム ▼

銀色のイワシが群れなし泳ぎ
モビー・ディックの頭を追い抜き

幾千の衝動を突きつけながら
誰よりも素早く死に行く

彼らの黒い目
開いた口
隣り合わせの発露と死滅

今しか知らない生きた白波
寄せても還さず 満ち満ちる

はち切れそうだ
意識に飛び込むという意識に
呑み込まれてはち切れそうだ

安穏の竜宮城を望んでいたのに
波にすら遊ばれて
波になりそうだ
永遠の桃源郷を目指していたのに
沢山の肩とすれ違うだけで満たされそうだ

aspidochelon-min
金子みすゞ/管理人:2016/02/16
亜竜産マジック ▼

朝焼小焼だ
大漁だ
大羽鰮(おおばねいわし)の
大漁だ。

浜は祭りの
ようだけど
海のなかでは
何萬(まん)の
鰮のとむらい
するだろう。

sylt-icon-min
ローロー:2016/02/16
絶妙界への易 ▼

延々続く苦界の底に
浮かずに屹立 しがらみの青

なぜここにいるのか?
我らは本当は何も選べないのか?
なにか出来ることはないのか?

まとわりつく水圧が足取りを緩慢に描く
弧を描く 月の軌道 頭上を這う
孤独が光を反芻する
風もなく 音もなく
朽ちた羅針盤 踏み砕く

深く息をするということ
そこにあるものを捉えること
時を以て 洞察である
取り巻く苦痛の無音内壁を
私のものにするのである
この身を眼とし 耳とし 聡し
ぬるく沸き立つ奴隷の海に
猛威の春風 吹かすのである

ap-min

ゴルゴン三姉妹

gorgon_sthenno-min
長女ステンノー
Sthenno

◉ゴルゴン三姉妹/Gorgon

◉ステンノー=強い女【wiki】

ゴルゴンはギリシャ先住民ぺラスゴイ人にとっての大地母神(子育てを終えた大地母神。鬼女の側面。冬)らしい。蛇の髪、イノシシの歯。黄金の翼、青銅の爪を持つ山乳母。様々なイメージを内包しヨーロッパの人々に長く愛された。大地母神→山姥→ドラゴンを繋ぐ重要な魔物だ。

gorgon_euryale-min
次女エウリュアレー
Euryale

◉エウリュアレー=遠く飛翔する女【wiki】

ギリシャ神話に限らず、1つの神格の状態変化を3柱の神がになうパターンが数多くあります。【三相女神】ひとつの歯とひとつの目を三人で共有する老婆三姉妹グライアイなど。

gorgon_medousa-min
三女メデューサ
Medousa

◉メデューサ=女王【wiki】

◉ ぺラスゴイ神話→ギリシャ神話

ギリシャ神話でのメデューサはポセイドンの愛人であり、アテネ神殿でイチャついた報復として石化の邪眼を持つ蛇髪の怪物に変身させられました。その後、女神アテネの助言を得た英雄ペルセウスに首をはねられ、その血からは飛翔馬ペガサス、剣士クリュサオル、蛇王バジリスクが生まれたとされます。また医神アスクレピオスの死者を蘇らせる秘薬もメデューサの血といわれており、その首もアテネの胸当て(または楯)に貼付けられアイギスの胸当て(イージスの楯)として利用されます。

gorgon_medousa-min
ゲヘナ:2016/01/22
フィギュア ▼

石にした。優しい貴方を。

athína-min
竜胆ヒマワリ:2016/01/25
ボクと契約して魔女になってよ! ▼

荒野に並べたコレクション
その列が螺旋を描いて
一重二重と広がるたびに
彼女の涙もまた揮発します

心に巣食ったラビリンス
その路が螺旋を描いて
二重一重と狭まるたびに
彼女の血もまた凝固します

甘言・契約・ハカリゴト
魔女と女神の拘束路
呪いと祝いの増殖炉
彼女も己の器と宿命に
そろそろ馴染んだ頃でしょう

結晶となった「メドウサそのもの」を取り出す役目は
運び屋ペルメウスにお任せあれ

sphinx-min
ローロー:2016/01/26
語り部吟う醜女神 ▼

右に同じ 左に同じ
逸れていくのは私だけ

この身に浴びた返り血乾いて
私の名も尚 汝に届け

古書に踊れる魔の因子
咲かぬ仇花 裂けるさ はらわた
光る翼の英雄が 銀のツルギを掲げた朝に
映る最期の醜貌は ヲトメの頃に戻りける

gorgon_medousa-min
ゲヘナ:2016/01/27
ヒュギエイア ▼

石にして。悲しくて。苦しくて。石にして。悲しくて。苦しくて。石にして。石にして。石にして。苦しくて。悲しくて。苦しくて。苦しくて。苦しくて。石にして。石にして。苦しくて。石にして。石にして。石にして。寂しくて。苦しくて。石にして。石にして。石にして。石にして。寂しくて。石にして。石にして。石にして。石にして。石にして。石にして。寂しくて。石にして。石にして。寂しくて。石にして。石にした。石にして。石にして。石にして。
石にして。石にして。石にして。石にした。石にして。石にして。石にして。石にした。石にして。石にした。石にして。石にした。石にして。石にした。石にした。石にして。石にした。石にして。
石にした。石にして。石にした。寂しくて。石にした。石にした。石にした。石にした。石にした。石にした。石にした。石にした。石にした。石にした。石にした。石にした。石にした。石にした。
石にした。石にした。石にした。石にした。石にした。石にした。石にした。石にした。石にした。石にして。石にした。石にした。石にした。石にした。石にした。石にした。石にした。石にした。
石にした。石にした。石にした。石にした。石にした。石にした。

石に「どうか」した。石に「お願い」した。
石にした「私を」。石に「どうか」した「私を」。

「誰か」石にした。石にして「終わらせて」。

golem_stone-min
ローロー:2016/02/05
石の海 ▼

青い空
白い雲
愛憎辛苦の海岸線
カモメが鳴いて お前も独り
波の音
乾く肌
コバルトブルーの狂った静寂
けして眠らぬお前の前髪

瞳に流れる青い毒
僕のハートは溶かせない

お前を殺すものでなく
お前に殺されぬもの
それさえあれば 眠れたか