蛇女デルピュネー

子宮を持つ処女蛇デルピュネー/Delphyne

半身半蛇の火を噴く巫女。台風神テュポンが雷神ゼウスとの戦いで奪った腱をコリユコスという岩穴に隠しました。テュポンは自らの頭のひとつで創ったデルピュネーに番をさせます。【wiki】

デルポイ、デルピュネー、ドルフィン(=イルカ。古代では子宮を持つ魚)。これらは語学的に子宮(=delph)に関係するらしいです。
▶ http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/3011/cetus.html

ギリシャ最古の神託所デルポイ/Delphoi

子宮の意。パルナッソス山の南斜面にあり、ギリシア最古の神託所。この岩穴から噴出したガスでトランス状態となった巫女が神託を伝えていましたが、誕生直後のアポロンを襲ったヘラの蛇ピュトンの死体を埋められた場所となります。その後、岩穴からのガスはピュトンの腐敗ガスという設定に上書きされ、アポロンの神託所となりました。

デルピュネー信仰→ピュトン信仰→アポロン信仰と移り変わり、幾度かの地震で疲弊し、アルカディウスの治世時代(西暦400年前後)に破壊され放棄されます。【wiki】

 

世界の臍オンパロス/Omphalos

オンファロス。ゼウスが放った二羽のワシが交わった場所。世界の中心。ピュトンの死体が埋めた上に建てた塚でもあります。このように世界の中心を示す塚は世界各地にあり、男根の象徴でもあり、子宮の象徴でもあります。【wiki】

 


ローロー :2016/12/21

あの日あの時あの場所で ▼

人を酔わせる酒のように
人を酔わせる時と場がある

数多の人為はそれを探し
思わぬ世間歩きをあせられてしまう

人を酔わせる時
人を酔わせる場
思い起こす素敵なひととき
目深に囲む魔ヶ時のひととき


竜胆ヒマワリ:2016/12/21

東京モブ・ストーリー ▼

ヒトの思いが灯火の如く燃え継がれる街
ヒトの想いを潮風が押し流す清しい
ヒトの思いを脆く固めた生き苦しい
ヒトの想いが淵へ淵へと注がれる

流刑・国替え・参勤・焦土
意味は無意味に近づくほど荒れ動き
無意味は意味に近づくほど形止まる
そのプレートが競っては盛(も)える岩盤に
何かを伝えようと
浮かんでは消える
アリ狂(ふ)れた塚がひしめく

そして雨。激しい雨。
非道い非道い激しい雨が。
男心の神無き社に天女が宿り
女心の神無き社に童が籠(こ)もる

なにから伝えればいいのか判らないまま。


ローロー :2016/12/21

東京手繰るロンリー ▼

時は流れる

在るために 在り続けるために

この世の全てとすれ違いながら
この世の全てと交わりながら
この世の終わりが過ぎた後さえ

在るために ただ在るためだけに

産湯の桶に射す斜陽から
盛り場で踊った恋人に至るまで
人に明かせぬ陰の楽しみに濡れて
母国の変容に淘汰される最期に差し込む栞

平らに成るまでの 和みに照らされど
地は埃に汚れ 人は灰色になり
時は流れ
血は流れずとも心はつぶされ
寄り添う隣人も霞んで見えず
時は流れ 最後に止まるように見え
ふたりたそがれ

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