子宮を持つ処女蛇デルピュネー/Delphyne半身半蛇の火を噴く巫女。台風神テュポンが雷神ゼウスとの戦いで奪った腱をコリユコスという岩穴に隠しました。テュポンは自らの頭のひとつで創ったデルピュネーに番をさせます。【wiki】 デルポイ、デルピュネー、ドルフィン(=イルカ。古代では子宮を持つ魚)。これらは語学的に子宮(=delph)に関係するらしいです。 ギリシャ最古の神託所デルポイ/Delphoi子宮の意。パルナッソス山の南斜面にあり、ギリシア最古の神託所。この岩穴から噴出したガスでトランス状態となった巫女が神託を伝えていましたが、誕生直後のアポロンを襲ったヘラの蛇ピュトンの死体を埋められた場所となります。その後、岩穴からのガスはピュトンの腐敗ガスという設定に上書きされ、アポロンの神託所となりました。 デルピュネー信仰→ピュトン信仰→アポロン信仰と移り変わり、幾度かの地震で疲弊し、アルカディウスの治世時代(西暦400年前後)に破壊され放棄されます。【wiki】
世界の臍オンパロス/Omphalos
オンファロス。ゼウスが放った二羽のワシが交わった場所。世界の中心。ピュトンの死体が埋めた上に建てた塚でもあります。このように世界の中心を示す塚は世界各地にあり、男根の象徴でもあり、子宮の象徴でもあります。【wiki】 |
人を酔わせる酒のように 数多の人為はそれを探し 人を酔わせる時
ヒトの思いが灯火の如く燃え継がれる街 流刑・国替え・参勤・焦土 そして雨。激しい雨。 なにから伝えればいいのか判らないまま。
時は流れる 在るために 在り続けるために この世の全てとすれ違いながら 在るために ただ在るためだけに 産湯の桶に射す斜陽から 平らに成るまでの 和みに照らされど |