アテナイの2代目蛇王エリクトニオス

 

足萎えの戦車王エリクトニオス/Erichthonios

処女神アテネの足にかかった鍛冶神ヘパトイシスの精子から生まれた半人半蛇の赤児。初代アテネ王ケクロプスに育てられ、後にアテナイの2代目王になります。ヘパトイシスの血のせいか技術に強く、戦車を発明したとされます。【wiki】

 


ローロー:2015/11/20

見ずとも知れる 傲慢の飢え ▼

18世紀 
ヒトが空に進出する際の最大の懸念が
「天罰による墜落」だった時代

そこから4・5回の世代交代を経て
3次元の踏破を推し進める我らの懸念は縮小され、
遠き地にたどり着けども心が踊らなくなった。

最果てを想い、心は世界のへそを歩き回ったあの頃
今では街の真ん中で 知覚だけが飛んでいく


竜胆ヒマワリ:2015/11/20

手にも快楽を食わせろ ▼

野生動物のなか、
我らの目は色彩を持つが夜目はきかず、
耳も鈍く、鼻にいたっては詰まるがごとく。
舌は効くが、無限欲望に四つん這いで忠誠を誓うだけだ。

信じられるのは肌の汗穴。
体温調節は毛モノより優れ
アフリカでは獲物を疲れ殺す”持久狩り”があったという。
それは、人が旅する動物だからだ。

極めつけは手の千差。
土木を研磨し感じる、あのミクロン単位の差異!
なぜこれほど精密なセンサーが我らにあるのか?
それは、人が物つくる動物だからだ。

遊べ!暮らしの憂さを工夫せよ
働け!暮らしの不備を改善せよ


ローロー:2015/11/21

不止の大隊 ▼

律し、操作し、制御する。

天使が教えてくれたテンパランス
悪魔が逆転させて悪夢の技術に化ける

手のひらから溢れた不定形の叡知は
翼を生やして牙を伸ばして 野放図の完熟を迎える
数多の思惑に晒されて、世界を知らずに世界を焼くぞ

俺達は無限の好奇心と 感触に囲まれた素敵な辺獄の児
働き、遊んで交わしあいながら 灼熱のマントルに近づく

それでも西暦は加算され、
まだ見ぬ地平に火花を飾る


cue:2015/11/22

カインの末裔 ▼

エデンの森を追われた一匹のサル
善き弟を善き弟という理由で殺したからだ
善き人、善き人と祈りながら冷たい荒野を耕す

乱世を乗り越え無人の荒野に豊かな国が
しかし、そこから零れたサルが
豊かな隣人を豊かな隣人という理由で爆殺する

知恵の目を与えられながら
生命のパイにあぶれたサル
パイは増えても増えても口には入らない
もはや、パイを嗅ぐことを拒んでいる
いまや、パイを見ることを拒んでいる

目を瞑って芽を潰すのか?
その善政そのものが我らの罠

1件のコメント

himaring

▲ ガイアが大地から生まれたエリクトニオスをアテネに渡し、ケクロプスが後見人となる図。

▲ アテネはエリクトニオスを籠に入れて、ケクロプスの3人の娘パンドロソス、ヘルセー、アグラウロスに「中を見ないように」と注意して預けた。しかし約束は破られ、3人の娘は非業の死を遂げる。

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