67_furfur-min
フルフル
Furfur

◉ 中世キリスト教『ゴエティア』

炎の尾を持つ有翼の雄鹿。秘密や神事に関わる質問に答える。男女の間に恋愛を引き起こし、雷雲も呼べる。一時的成功・獲得と放棄・怠惰を担当。【wiki】

67_furfur-min
ローロー:2015/05/15
不自由電子 ▼

散ろうとしている その 塵・芥

お隣の星雲に旅立とうとする俺の核心を
繋ぎ止めようとする稲妻の音鳴り
その白い腕 並列の炉をたどれ

パラレルの憧れに逃避する唯一の愚者よ
幼き夏の日出会った 有刺鉄線 その向こうには
汚れた手 蔓延る国 そして帰るべき景色
運命には被虐の構えで 直列の炉をたどれ

稲妻とは散ろうとするひとかけらを
繋ぎ止めようとする命

緯度と経度のロードを巡れ
覆った星の 骨格 晒せ

sophia-min
竜胆ヒマワリ:2015/05/15
試遊天使 ▼

骨より先に肉があるように
脳より先に胃腸がある。
火花より先に闇があるように
苦悩より先に悦楽がある。

それでもいおう!
脳よ胃腸を食い破れ!
火花よ闇を焼き尽くせ!
魂よ生命を虐殺せよ!

しかし、それでも私は泣く。
それしか道がないとしても、
もっと巧く渡れぬものかと?

67_furfur-min
ローロー:2015/05/17
持久戦死 ~それでも光を追うのは愚か?~ ▼

天球を脳内で飼育する 未曾有も溶け行く巨人が在ること
彼が抱いた僅かな虚無がこの宇宙であったこと

光って爆ぜて散りばめた BIGなBANGの大風呂敷が
調子外れの原子で歌い 虚無に星辰の踊りを感じた

砕けていった可憐な電子が淋しさ故に手を繋ぐ
それだけは俺だけの感傷なれど……
淋しさ故でも繋がれた我等はプラズマのプリズナー!

自縄自縛で吊られて死ねども それにて空いた席を埋めよう
あなたが去って木枯らし吹いても 淋しく笑う孤独を愛でよう
悪魔の階段堂々巡り 充ちたる欲がFOOL FULL
涙を誘うこの螺旋 散っては群がるFULL FOOL

電子の奪い合いによる循環は大きな螺旋回路
問題はそれが上に行くのか下に行くのか
理知の一族の生涯でさえ計画的な獣の衝動にすぎないが
滅んだ大地に吹く風に 新たな命はきっと舞う
そして何よりも その虚無から生まれた可憐を
俺らはきっと愛してしまう

sophia-min
竜胆ヒマワリ:2015/05/19
地球先史 ▼

赤子を生むのが
先祖返りでないように
寄せ返す波が
地形を変えるように
重力に落ちた光が
それでも真っすぐ飛ぶように
苦悩死すかな

67_furfur-min
ローロー:2015/05/19
子宮戦記 ▼

放逸な幾何学の街で育ち
世間の無軌道と戦いながら遊ぶ

母のもたらす安息を軽んじながらも愛する
父の見せたる豪放を排しながらも迎える

今日も夕焼け

取り巻く全てが聖なるものではないと知る
不出来の飛沫を咀嚼しながら
うねり傷つける 悪の夜空が見守る寝顔

不純の因子だ 無垢な狡猾のじゃりんこ

胎内回帰は出来ないんじゃない
したくないんだと唄え


One thought on “山羊雷・フルフル

  1. ▲ コナン・ド・プランシー/地獄の辞典

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