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スフィンクス
Sphinx

エジプトではファラオ王の顔と獅子の巨躯を持つ王権の守護獣。ギリシャでは小さな獅子の身体と女性の顔と翼を持つ合成獣でティポーンとエキドナの近親婚によって生まれた怪物とされています。オイディプス王の神話での有名な謎掛け「朝には四本足、昼には二本足、夜には三本足で歩くのナ〜ンだ?」をするのはこちらです。【wiki】

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▼ 年月日と題名の保存に失敗しました。
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竜胆ヒマワリ
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…ひとつ考えてみてはくれないか。
「なぜ『私』は身を投げた?
 どうすれば『私』を救えた?」

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ゲヘナ
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 なぜスフィンクスは身を投げたのか?
 自分の知恵を凌駕する者が現れたから?
 自分の力が矮小な人間に劣ることを証明させられたから?

      違う(NO)

 スフィンクスは知らなかったのだ。
 問いに答えがあることなど。
「彼女」の問いこそ答えであり、答えこそ問いであったのだから。

 しかし彼はこの問いを解いてしまった。
 答えの無い問いに答えを創り、
「彼女」に反論の余地を与えなくしてしまった。
 だから「彼女」を救えなかった。

 答えを創れば「彼女」は救えず、
 答えなければ「彼女」を救えない。
 どうすればよいのか?どうしたらよいのか?

 私ならこう答える。
「貴方がもう問いかけないと約束するのなら、
 私は答えをいいましょう。」

      YES or NO?

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竜胆ヒマワリ
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しかしすでに問いは問われ、あなたの答えを黙して待っている。
(いままで千年も、これから万年も)
その年月は私の心と体を固く重くし
やがては「石の海」にさえ沈めるだろう。
その水底には、多くのスフィンクス像が積もり
やがては、この星さえ潰しかねない。

(そうなる前に自死を選ぼう)

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ローロー
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かつて存在した異形の暴風テュポーン
かつて存在した魔妊の妖女エキドナ
それらの凶悪な染色体を配合した魔の因子たち

おぬし等の言うスフィンクスも魔の因子

いくら高い知能を持とうが いくら崇高な言葉を吐こうが
自らの意思と関係なく現世に悪影響を与える
そうインプットされているのだ

もう心の墓を荒らす必要もなかろう

スフィンクスの謎掛けの謎

スフィンクスも近親相姦によって生まれ、オイディプスも近親相姦の運命にあります。この運命の分かれ道が現れるのがスフィンクスなのですが、オイディプスはこの獣を自死に追い込み、再び近親相姦の輪廻に突入してしまいます。まさに悲劇的悲劇。

ゲヘナ氏が「彼女」の問いこそ答えであり、答えこそ問いであったのだからと語っていますが、これはスフィンクスのナゾの構造の本質に迫った言葉です。

スフィンクス「人間とは何か?」
オイディプス「人間とは人間である!」
スフィンクス「ガーン!」…絶望→身投げ⤵

スフィンクスにとって「人間が人間である」ことは絶望なのです。オイディプスは「人間とは宿業を繰り返し繰り還すだけの動物的存在だ」と知らずに宣言しているのですから。それはスフィンクスに掛けられた近親相姦の呪いの断ち切りに、人間もまた失敗することを意味するのですから。

スフィンクスを自死から救え

ではどうすればスフィンクスを救うことができるのでしょうか?この問いに答えないとスフィンクスに食べられますが、答えると「実の母との近親相姦」と「国の乱れと崩壊」いうさらなる悲劇に突入するのですから。

✕ 正しい答(正しすぎる答)→近親相姦という悲劇
✕ 間違った答→喰われる
○ その中間に喰われもせず悲劇にも突入しない答があるかも?

【スフィンクス】
ギリシャモンスターの母エキドナが台風神ティポーンとの間に生んだ双頭の怪物犬オルトロス。エキドナはそのオルトロスと交わってスフィンクスを生んだ。神話の世界では近親相姦は珍しいことではないが、スフィンクスも近親相姦の末の娘であることは重要かと。

【オイディプス】
跛行する者。(=片足を傷つけられ同じ所をぐるぐる回る者。)オイディプスは赤子のときに「この子は父を殺し母を犯す」と予言されたため捨てられます。そのとき父王に片足を砕かれマトモに歩くことができません。跛行する者は大地に足を引っ張られる者であり「重力に魂を引かれる者(シャア風)」であり「土から離れては生きられない者(シータ風)」です。これは大地や死や闇から豊穣性を引き出して生きる存在であり、自由にはなりえない存在だということです。

さてスフィンクスとの問答を、より正確な聞き直してみます。

 一つの声をもち、
 二ツ足にしてまた四つ足にしてまた三つ足なるものが地上にいる。
 地を這い空を飛び海を泳ぐものどものうち、
 これほど姿・背丈を変えるものはない。
 それがもっとも多くの足に支えられて歩くときに、
 その肢体の力はもっとも弱く、その速さはもっとも遅い。
(藤沢令夫訳) 

 欲せずとも 聞け
 忌まわしい翼もつ死人のムーサよ、
 お前の罪業の終わりを告げるわたしの声を。
 お前がいうのは人間、地を這うときは
 腹から生まれたばかりの四つ足の赤子。
 年をとれば三本目の足の杖で身を支え、
 重い首もたげ、老いた背を曲げる。
(岡道男訳) 

問いの後半の「それがもっとも〜」の部分は赤ちゃんのことです。「跛行者」と「赤子」の間には似た属性があります。

答えは「赤子」

キース・ヘリング (Keith Haring)の好んだ題材「ベイビー」は、力強さと前向きさの象徴です。ニーチェも赤子に人間の完成形を見ていました。最近の科学も「赤子の情報吸収能力は超人的で世界を超濃密に感じている」と言っています。

…という訳でスフィンクスに同じ問いを問われたら、試しに「赤子」と答えてみようかと。「わたしは知らないということを知っている」と宣言することで神話の世界から哲学の世界へと移行することで宿業の輪廻からの脱出を謀るのです。21世紀の日本ではピューマや熊に襲われるよりもスフィンクスに試される機会の方が多そうですし。

 お前がいうのは赤子。
 父母にとっては
 問いでありながら応えそのもの。
 このよへのといをしらず、
 おのれのコタえもシらヌいから
 キミのナゾナゾわかんナイ

見る見る間に小さくなって泣きはじめるオイディプス。スフィンクスはその赤子(になったオイディプス)を背に乗せてピーキオン山の頂に消えていきました。その後、テーバイの街は「跛行の王」と呼ばれる若い隠者の守護によって、永く繁栄の時代が続きましたとさ。とりあえずの答え。これよりイイ答えが何処かにきっとあるはず。

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竜胆ヒマワリ:2007/12/24
問い ▼

おとといは5本で(カリカリカリ
きのうは10本で(カタカタカタ)
きょうは1本で (ピッピッピッ)
ってつくるモノってな~んだ?

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ローロー:2007/12/25
異邦人の答え ▼

真っ暗なアナグラに試しに片手を突っ込んで
五本の指先で 蛇の舌の様に 息吹のある箇所を探し
見えない希望で目は光り今度は両手を突っ込んで
十の指先で クラーケンの様に 愚かな視界をこじ開けて
やれやれ直に目も慣れるだんだんとどめが見えてくる
一つの指先で ハチドリの様に 我がピリオドをくらわせる

やってる間は背後が見えず 今に頭もぬけなくなるぞ

長い能書き非常に恐縮 問いの答えはズバリ「問い」なり

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竜胆ヒマワリ:2007/12/25
当たり ▼

 昔々は5本の指で(カリカリカリ)鉛筆握って書いていた。
 昔は10本の指で(カタカタカタ)キーボード叩いてた。
 今は親指ひとつで(ピッピッピッ)携帯メールを打っている。

 答えは「文字」
 我らの「問い」と「応え」なり

 2015年じゃスマホで(スッスッスッ)だけどね。


One thought on “謎獣・スフィンクス

  1. ▲ エジプトのスフィンクス

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