魔王・アスタロス

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アスタロス
Astaroth

地獄の竜に乗り毒蛇を持つ黒い天使。毒の息・人間への堕落勧誘・天使が堕天したときのおしゃべり・過去、現在の占術・人文学を得意とし、作業・構築・創造・実現を担当します。メソボタミアのイシュタル、ギリシアのアフロディーテなどの豊穣女神のひとりアスタロトを起源としていますが、中世悪魔学では男になっています。【wiki】

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バナナフィッシュ:2006/03/08
思いが満ちて屑と為る ▼

 望み溢れて空と為り
 夢は固まりて大地と為る

…故に自然とは、貴様等の欲と共に其の姿を醜く変えていく。
 世界は貴様等が創り、そして変えてきた。

 だか…ああ…
…何と汚れた
…何と素晴らしき世界!

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竜胆ヒマワリ:2006/03/30
おもひで道で狂っとなる ▼

ねェアスモデウス。
あの頃みたいに命溢れる本物の欲望を育ててよ。
永遠を願って防腐剤に浸けた欲望じゃなく、
明日に腐ることを恐れない刹那の欲望。
それこそ私たち「明日なき修羅」を不死にしたエロスでしょ?

 

 

魔王・リヴァイアサン

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リヴァイアサン/Leviathan
レビヤタン

ヤハウェが天地創造の5日目に陸のベヒモス、空のジズと供に造りだした巨大な海の魔物。初期はクジラやワニに似た姿で描写されていましたが、のちに海蛇の姿で描かれるようになりました。悪魔としては七つの大罪のうち嫉妬を司り、サタン、ベルゼバブに次ぐ第三位の魔王です。【wiki】

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管理人:2006/12/19
ノヴァの方舟 ▼

天地を圧する方舟の群れ

そのために働く幾千もの人
そのために倒される幾千もの森
そのために狩られる幾千もの獣
そのために千切れた不都合な雲と風
そのために訪れる暗く永い洪水

一番巨きな方舟だけが残った
嵐を乗り越えた君らの祖先だ

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ローロー:2015/12/04
無意識への航海 ▼

あてどない旅に出たイカダが
必要に駆られ 世に迎合し 様々な備えを搭載してゆく
クルーも増え続け 家屋が建ち並び
星の巡りを見ずとも航海できるようになる

キャプテンの存在もいつしか無くなり、
海を航っている事にさえ気付かなくなる

未だ洪水は終わっていない
邁進する構築はいずれ希釈される運命にある。

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管理人:2006/12/19
いつか来る潮が干くときに備えて ▼

東の井戸の潮位が上がる
南の畑は塩が吹きでる
西の水門は閉ざされ
北の氷河は溶けてなくなる
予感は常にあるが・・・

濁流泳ぐ我ら魚民
息は荒れ
肌はピリつき
目は霞んでも
この暗く温んだイドこそ故郷
我らの荒ぶる濁った泉

水が引き洗われる約束の地?
どこで息を吸えばイイ?
なにで腹を満たせばイイ?
だれを目指して這えばイイ?
いつまで準備をすればいイイ?

過去も未来も恐ろしい
今日も明日も恐ろしい

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ローロー:2015/12/07
濡れたまま乾く生き方 ▼

空を見る

大海に浸かり、仰向けにて空を見る
忘れられない恋も鱗と共に流れてしまった
あん畜生の顔もさざ波の音に砕かれてしまった

今の俺にはサイクルが、精神的回路が成り立っているのだ
こんな風来の振る舞いをしていても、
生きるための照準は定まっているのだ

ただ今は空を見る 鰯雲が意識を飲み込む
遭難するのだ
明日には摂理と因業の暗い凪へ遭難するのだ

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管理人:2015/12/10
白鯨の腹にヤモリ一匹 ▼

洪水に只酔う都市が燃えている
躁の家屋を守るため
鬱の井戸を守るため
地の利、人の利、天理を見極めようと
黒煙の切れ間に目を凝らす

天井に
北斗に光る7つの傷跡
一族が打ち突けた銛のハシゴだ

あのハシゴの行く先は
鼻空からの脱出口か?
心臓への止めの道か?
頭蓋に続く竜骨か?

黒煙の切れ間に目を凝らす

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魔王・マモン

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マモン
Mammon

七つの大罪のうち貪欲を司る双頭の鷲の顔を持つ魔王。【wiki】

mammon-min
管理人:2015/11/07
プロメテウスのソテー ▼

横から失礼するよ。

私が思うに、この不毛な議論は
君たちの心に灯ったプロメテウスの火のせいだ。

私は毎晩、
彼の肝臓を、
彼が盗んだ火で焼いて、
彼の目の前で食べている。

可哀想?
当然の罰だと思うがね。

彼は
大きな火を細かく割って皆に与えたんだ。
この暗闇の中、そんな小さな火では何も照らせない。
ごらん、羽虫のように右往左往している。
哀れだと思わないか?
大きな火が必要なんだ。皆を導く大きな火が。

・・・可笑しいかい?
何が嬉しいんだか解らんが、
彼が笑っている。
・・・反抗的な奴だ。
明日の晩は生にしよう。
腹にクチバシ突っ込んで
思う存分、啜ってやる。

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ローロー:2015/11/09
黄昏から逸れて ▼

人の心に散らばる羽虫
砂金のような 砂利のような

大きな炎に恋慕して 
小さな吐息が肺の奥から
ゆっくり競り出し空気が脈打つ

「一体全体、何が私らの望みなのかしらん?」

燃え盛る眼前のソレが視線を集め
なおも胸中の虚空を煽る
踏み止まれなかった素直な愚かが
紅の滅却で照らす母の子宮に還る

「失われたゆりかごを求めて、この自由地獄を歩くのかしらん。」

踏み止った 生き残り
何も灯らぬ松明持って
母に背向ける逆光に
二つ灯った悲しい瞳

うるさく奏でる羽も捨て
そのままどこかに歩いていけよ

大きな炎が取り逃がした 明日に続ける末裔のうた

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管理人:2006/11/07
紅灯の海 ▼

区別、差蔑、離別に死別

深海のなか瞬く提灯
近寄っては喰われたり
離れては寂しくなったり
ツリーの光に当てられて
マッチの明かりに夢見たり

貧乏、恋慕、レインボー

アオイホノオをたぎらせて
鈍色銀と踊っては
黄緑星と眠ったり
太母の明かりを振り向けば
鼻も見えない漆黒の闇

自然、前進、是全身

SHITの炎を個毒に供(とも)し
重たい海を掻いてゆく

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ローロー:2015/11/09
指先の火、 千里向こうの火 ▼

ひとが授かりし炎熱の恩恵……

肉を菜を 煮焼きて燻し 飢え凌ぐ
宵照らし 獣を散らす 野の暖炉
タタラの火 ふいごの民の くろがねよ

この純粋な破壊を律して 人はその暦を開拓する

十字に果てた 救世のひとを思うように
はらわたを啄まれる 火の運び手を思う

ぷろめてうす
叫びが実となり潰れる様な苦しみも
数多を養う火の恵みなりや

 
ローロー:2015/11/11
失礼します。 ▼

アイコンなしですが、ご容赦ください。
ローローです。
今回のテーマ、なんだかとても楽しいです。
「火」「夜」「欲」が私の(というか人間の)食い付きやすい
キーワードらしいです。
どれも無制限に肯定できないものですが、
これらを歌う人の心はきっと切ないものですね。

このサイトに出会ってもう10年、
素直な時もやさぐれた時も ここに灯る無貌の松明を待っていました。
末永く揺らめいてください。

 
管理人:2015/11/1112
プロメテウスのソテー ▼

私こそローローさんの返歌があったからこそ続けられています。
感謝しかありません。

ここ数年はSNSに押され個人サイトが急速に衰退していきました。
私もSNSやblogに移行としたんですが、結局馴染めませんでした。
背景が同じだからかな?
HTMLでシコシコ作ったサイトをリンク頼りに彷徨ったころが懐かしい。

というわけで時代にあらがい、新サイト himaring.com に本腰を入れています。
いまは旧コンテンツの引っ越しのみですが、新しく試したいこともありますし。

この掲示版も残します。
アイコンの数をグッと増やして扱える詩のモチーフの幅を増やしたい。
そして投稿の敷居を低くしたい。
もうちょっと子供向けにできないかと思案中です。
内容も哲学的になり過ぎなので
遊戯4:時事2:神話2:宗教1:哲学1ぐらいで攻めてみようかと。
あと会話形式も。

人類学によれば即興返歌は世界各地で何百年も歴史がある遊びのようです。
ネットの仕組みや流行が変わり続けても、廃れにくいかもしれません。
今後ともよろしくお願いします。